73XXモーションコントローラとUMI7764を使ってサードパーティーステッパーモーターを駆動するにはどうしたらよいですか?



ハードウェア: Motion Control

問題: 73XXモーションコントローラとUMI7764を使ってサードパーティーステッパーモーターを駆動するにはどうしたらよいですか?

解決策: 通常ステッパーアンプ・ドライブにはStep+Step-という光学式絶縁されたモーターを駆動するための信号端子がついています。それらををUMI7764のStep/CWGndにそれぞれ接続します。しかしこの構成ではモーターが動かない場合もあります。

問題はモーションコントローラ上のStepとDir信号端子がオープンコレクタ方式を採用しているからです。(同様にdirectionbreakpointそしてinhibit out端子もオープンコレクタ方式です。)オープンコレクタ方式では、コントローラ上の出力ステージ回路が微小の電流(弊社のボードでは8mA)しか出力できず、逆に大きな電流のシンクとなることができます。アンプ側では、光学式絶縁が施されていますので、ダイオードにより電流の流れが一定の方向に制限されます。ダイオードがオン状態になると、受光素子に信号が送られモーターが駆動します。これにより、高電流がコントローラへ流れてボードを破損するのを防いでいます。ただダイオードをオン状態にするには通常15mA以上の電流が必要となるので、モーションコントローラだけでは充分な電流が供給されないのです。

これを回避するには、Step+をUMI7764側のStep/CWに接続するのではなくて、+5V電源に接続します。次に Step/CW の方はStep-に接続します。こうすることにより、UMI7764のStep信号が+5Vとグランドにスイッチした際、ダイオード間の電圧降下も0V或いは5Vとなります。この電圧降下がソース(ボード)からの電流を流れさせダイオードをオン状態にすることができます。同じような回避策がdirectionbreakpointinhibit outにも使えます。

関連リンク: Motion Control Support

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報告日時: 02/05/2003
最終更新日: 11/21/2003
ドキュメントID: 2U4GA0OV