LabVIEW及びGPIBを使用した2台のコンピュータ間の通信



使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems>>LabVIEW Full Development System
使用ソフトウェア・バージョン: 8.2
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: LabVIEWを利用してGPIBを介し、他のPCと通信するにはどうすればよろしでしょうか。

解決策: GPIB を介して2台のPC 間で通信するにはIBIC を使用するのが一般的な方法です。IBICを使用したC言語でのプログラミング方法に関しては以下のリンクをご参照ください。

LabVIEW でもPC 間の通信は可能です。各 PC でGPIB 構成ウィンドウ(Measurement & Automation でGPIB デバイスをクリックした時に表示するページ)を開き、片方のデバイスをシステムコントローラに、他のデバイスを非コントローラ(「システムコントローラ」チェックボックスからチェックを外す)に設定してください。そして非コントローラのGPIB インタフェースのプライマリアドレスを0以外(0はシステムコントローラのアドレスになります)例えば1に設定してください。

C:\Program Files\National Instruments\LabVIEWx\examples\instr\smplgpib.llbをダブルクリックし、両方のPC で”LabVIEW<->GPIB.vi” を開いてください。LabVIEWx の x は使用されているLabVIEW のバージョンです。

「GPIB アドレス」にはコントローラでは「0:1」、非コントローラでは「0:0」を入力してください。このアドレスは「GPIB のインタフェース番号:相手のプライマリアドレス」という意味です。コントローラVI から書き込み、非コントローラVI で読み取りたい場合、コントローラ VI で書き込みスイッチを ON にし、非コントローラ VI では読み取りスイッチをON にしてください。非コントローラVIを先に実行してから、コントローラ VIの「書き込み文字列」に例えば”ABC” と書いて実行しますと、非コントローラ VI の「読み取れた文字列」にも ”ABC” が表示されます。

非コントローラVI から書き込み、コントローラVI で読み込みたい場合、スイッチを逆にします。

関連リンク: KB 17TGL4RT: GPIB を介したコンピュータ同士の通信について
KB 1HCF1CQA: LabVIEW Always Sets GPIB Boards as System Controllers

添付:





報告日時: 11/20/1997
最終更新日: 03/18/2012
ドキュメントID: 13J7MPTI