NI-IMAQ をバージョンアップすると画像集録できない



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 3.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
NI-IMAQ 2.x で画像集録していましたが、NI-IMAQ 3.x にバージョンアップすると、カメラが動作しなくなりました。MAX などのプログラムを実行しようとすると、「Fatal error occured at: NI-IMAQ: 要求したカメラ属性は無効です。」というエラーメッセージが出ます。

解決策:
カメラファイルが新しいバージョンの NI-IMAQ に対応していない可能性があります。これが原因であれば、カメラファイルを修正することで解決します。

考えられる原因

IMAQ デバイスは、使用するカメラによって信号処理動作が異なります。カメラファイルは、カメラごとの動作の設定が記述されたファイルです。

NI-IMAQ 2.x 以前のバージョンでは、カメラファイルで指定されない設定は、暗にデフォルト動作するように解釈しされました。一方、NI-IMAQ 3.x 以降のバージョンでは、カメラファイルで全ての必要なパラメータを明示的に指定する必要があります。カメラファイルが新しいバージョンの NI-IMAQ に対応していない場合、カメラ属性が無効であるというエラーが出ることがあります。

解決方法
カメラファイルのバージョンが原因であれば、以下の手順でカメラファイルを修正し、解決できます。


  1. NI-IMAQ 3.1.x をインストールする

  2. Camera File Generator 2.x をダウンロードし、インストールする

  3. [スタート]-[プログラム]-[National Instruments]-[Vision]-[Camera File Generator] を選択し、Camera File Generator を起動する

  4. Target Board 欄で、使用中の IMAQ デバイスを選択する

  5. [Open Existing Camera File] ボタンをクリックする

  6. ファイル選択ダイアグラムから、使用しているカメラファイルを選択する

  7. [File] >> [保存] を選択する

  8. Camera File Generator を終了する



関連リンク:
NI-IMAQ ドライバソフトウェア
Products & Services: NI Camera File Generator

添付:





報告日時: 12/10/2005
最終更新日: 01/25/2008
ドキュメントID: 3S97100T