何故リモート接続で取得した画像を、IMAQ WindDraw関数を使用して表示しようとすると表示できないのでしょうか?



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: LabVIEWのウェブパブリッシュ又はリモートフロントパネルでネットワーク上からターゲットコンピュータに接続しているカメラを制御しています。
取得した画像を制御しているコンピュータで表示する為に、IMAQ WindDraw関数を使用すると、ターゲットコンピュータには新しいウィンドウが展開して表示しますが、制御しているコンピュータには新しいウィンドウが展開しません。
どのようにすれば表示できるのでしょうか?

解決策: LabVIEWのリモート接続は、フロントパネルの制御器・表示器をネットワーク上にエクスポートします。
しかし、IMAQ WindDraw関数は新しいウィンドウを開く機能になっており、この機能はLabVIEWのフロントパネルの一部ではありません。
その為、リモート接続しているコンピュータでは新しいウィンドウが開かず、画像が表示できません。

LabVIEWバージョン7.0以降ではNI-IMAQバージョン2.6以降をインストールするとフロントパネルにImage Display表示器がインストールされます。
Image Display表示器を使用すれば、表示器としてフロントパネルに組み込まれる為、リモート接続で画像を表示することができます。
リモート接続しているコンピュータで画像を表示したい場合は、そのコンピュータにもNI-IMAQをインストールする必要があります。
NI-IMAQの最初バージョンは下記のリンクの、ドライバとアップデート:Vision - 最新バージョンから無料でダウンロードできます。

LabVIEWバージョン6.1以前の場合は、リモート接続で画像を表示する場合、Picture.ctl強度グラフで画像を表示することができます。この方法を使用する場合も、表示器がフロントパネルに組み込まれるので、リモート接続で画像を表示することができます。
弊社のデータベースにPicture.ctlや強度グラフを使用したサンプルプログラムが多数ありますのでご参照下さい。
名称にPicture ControlIntensity Graphが含まれておりますのでPicture Control Imageなどで検索ができます。

関連リンク:
ドライバとアップデート:Vision - 最新バージョン
Image Display with IMAQ/Vision Part I
Image Display with IMAQ/Vision Part II


添付:





報告日時: 05/01/2003
最終更新日: 12/24/2004
ドキュメントID: 2X0EEAXL