LabVIEW から .NET クラスを呼び出す方法

更新しました Jun 29, 2022

使用製品

ソフトウェア

  • LabVIEW

問題

LabVIEW から自作の .NET クラスを呼び出すには、どうすればできますか。

解決策

ここで紹介する方法は、.NET で使用する言語に依存しません。VB.NET、C#、J#、C++ など、いずれの場合でも共通です。各言語で開発する際、Visual Studio .NET で「プロジェクトタイプ」で「クラスライブラリ」を選択します。クラスライブラリは、LabVIEW を含むほかのアプリケーションで .NET クラスを使用するためにプロジェクトです。


クラスライブラリを作成し、LabVIEW に追加する手順は以下のとおりです。
  1. 新規のクラスライブラリを作成します。
  2. LabVIEW から呼び出しで必要なクラスがあれば、プロジェクトに追加します。
  3. プロジェクトをビルドします。
  4. プロジェクトフォルダの中の「Bin」フォルダを開きます。
  5. <プロジェクト名>.dll というファイルを、LabVIEW の VI があるフォルダにコピーします。
  6. LabVIEW のメニューから [ツール] >> [上級] >> [.NET アセンブリリファレンス] を選択します。
  7. 「.NET アセンブリリファレンス」ダイアログの右側にある「追加」ボタンを押します。
  8. VI があるフォルダにコピーした、.DLL を選択します。


ブロックダイアグラムから、クラスライブラリを参照する手順は以下のとおりです。
  1. 関数パレットを開きます。
  2. 全関数 >> 通信 >> .NET を選択します。
  3. このパレットにある関数を使用して、.NET クラスを使用します。

注意: .NET 関数は、各言語で使用するのと同じように使います。通常「コンストラクタノード」でクラスをインスタンス化し、「.NET プロパティノード」でプロパティにアクセスし、「.NET インボークノード」でメソッドを呼び出します。


LabVIEW で .NET クラスを使用する、一般的な手順は以下のとおりです。
  1. コンストラクタノードをブロックダイアグラムに配置します。
  2. 「.NET Constructor を選択」ダイアログで「参照」ボタンを押します。
  3. 「開くアセンブリを選択」ダイアログで、使用する .DLL を選択します。
  4. オブジェクトを選択し、オブジェクトをインスタンス化するコンストラクタを選択し、「OK」ボタンを押します。
  5. これでインボークノードやプロパティノードに渡す、リファレンスができます。

注意: .NET クラスによっては、コンストラクタノードなしで、インボークノード呼び出しだけで使用できるものがあります。