IVI での計測器制御を SignalExpress で行う方法
使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: LabVIEW SignalExpress で IVI (Interchangeable Virtual Instrument) 規格の計測器を制御したいです。どのようにすればいいでしょうか。
解決策: IVI 計測器のステップを LabVIEW SignalExpress に追加するには以下の手順を参照してください。今回の例では Tektronix 社製の TDS 1001B オシロスコープを使用します。このLabVIEW SignalExpress のステップは IVI simulation mode でも実行することができ、この方法も以下に説明があります。この機能は実際の計測器が存在しない時に有効です。
-
- GPIB/Serial/USB/ENET 等を介して実際の計測器がリモート操作用に構成できることを確認してください。
- 計測器の電源を入れて、計測器をPCに接続します。IVI デバイスをシミュレートする場合はこの手順はスキップしてください。
- LabVIEW SignalExpress を立ち上げます。
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「ステップを追加」より
信号を集録 >>
IVI 集録 >>
IVI Scope 集録 でIVI Scope のステップを追加します。
- プレビュー画面の「IVI セッション名」のプルダウンメニューより新規作成を選択します。「新規 IVI セッションを作成」のウィンドウが立ち上がり、 IVI セッション名、リソースデスクリプタ、計測器ドライバ等を Measurement & Automation Explorer を使用することなく IVI セッションに必要な項目を設定することができます。
- 「IVI セッション名」には適当な値を入力します。(例: TDS 1001 Scope)
- 「リソースデスクリプタ」にはプルダウンメニューから該当の計測器に割り当てられているエイリアス名を入力します。(例: USB::0x0699;\:0x0362::C010167::INSTR)
- 「計測器ドライバ」には上記でインストールした IVI ドライバを選択します。(例: tktds1k2k)
- IVI 計測器をシミュレートする場合は「シミュレーションデータを有効にする」のチェックボックスにチェックを入れます。実際の計測器を接続している場合はこのチェックボックスは空のままにします。
- メモ: この値は一度ステップとして追加されると LabVIEW SignalExpress から変更することはできません。IVI セッション名のシミュレーションの有効/無効を変更するためにはMeasurement & Automation Explorer より変更し保存する必要があります。
- OK ボタンを押すと自動的に初期化されます。初期化は「初期化」ボタンを押すことでもできます。初期化の後、「自動設定」のボタンを押すことで計測器の自動設定を行うこともできます。自動設定の際、一度だけ集録が実行されます。
- 「垂直軸」の項目で CH 1 が選択されていることを確認し、チャンネルを有効化が ON になっていることを確認します。
- 「垂直軸」や「並行軸」等が接続した計測器に入力されている、集録対象の信号に合わせて設定されていることを確認します。
メモ: IVI 計測器をシミュレートしている場合は、レンジ設定を 10V に変更するだけです。ほかの設定の変更は必要がありません。
- 「実行」のプルダウンメニューから連続実行を選択し、連続して計測器から信号を読み取ります。
- データビューを選択します。 IVI Scope 集録のステップ内の TDS 1001 Scope(CH1) をドラッグして、表示されている「時間グラフ」のデータスペースにドロップします。
上記手順により整った、LabVIEW SignalExpress と実際の計測器の TDS 1001B の環境は以下の画像のとおりです。
関連リンク: What's New in LabVIEW SignalExpressInstrument Driver NetworkIVIドライバを使用してハードウェアに依存しないテストシステムを構築するIVI FoundationIVI-C計測器ドライバ技術が長期利用可能なシステムとプラットフォーム移植性を実現するLabVIEWでIVIドライバを使用する
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報告日時: 05/12/2005
最終更新日: 02/14/2010
ドキュメントID: 3LBF09L2
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