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PCI-672xを使用して出力したアナログ信号にスパイクのようなノイズ(グリッチ)がのります、これはバッファ型生成モードでDC信号を出力した場合でも確認できます。
また、このノイズはテストパネルで振幅0Vの正弦波を出力した場合にも発生します。
何か考えられる原因はありますか。
この現象はPCI-672xボードの仕様によるものです。NI 6722/6723仕様の2ページ目「チャンネル間アップデートグリッチ」に、このノイズに関する記述があります。マグニチュード100mv、時間1.2μsとなっています。
デジタルオシロスコープでアナログ出力を観測しますと、グリッチは1.2μsよりとても長く続いているように見えることがあります。このグリッチを正確に見るためにはtime/divisionを約1μsに設定して下さい。この設定により実際の周波数を確認するのに十分なレートとなります。
長いtime/division を設定しますとオシロスコープのサンプリングレートが低くなりエイリアスが起こる原因になります。
またチャンネル間アップデートグリッチは1つのチャンネルのみを使用している場合でも発生します。厳密にいいますと、どんなアップデートでもグリッチは起こります。
チャンネル間アップデートグリッチはすべてのチャンネルに発生します。
ローパスRC回路でこのグリッチを取り除く事ができます。他の方法としまして再グリッチ回路を作成するか再グリッチ回路が含まれている弊社ボードの購入が考えられます。
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