NI-CANを用いたReal-TimeアプリケーションをMAX上でセットアップする方法



ハードウェア: Industrial Communications>>CAN

問題:

リアルタイムシステムで使用したいPXI CANモジュールが手元にあります。Measurement & Automation Explore (以下、MAX)にて、どのようにこのモジュールを構成すればよいのでしょうか。また、ホストマシンで作成したCANチャネルは、どのようにしてリアルタイムターゲットにダウンロードすればよいのでしょうか。



解決策:

以降は、CANデバイスを用いたリアルタイムシステムを、ホストPCからMAXで構成するステップを示しています。


1 : MAXにおいて、「ツール」>>「NI-CAN」 >>「RT Hardware Configuration」を選択します。この項目を選択することで、構成ウインドウが起動し、そこにはRTターゲットのIPアドレスが記載されています。次のウインドウには、ターゲットにインストールされているPXI-CANボードが表示されます。

2 : 構成ウインドウにて、ポートの一つをクリックします。すると、右側のぺーンに、そのポートのインタフェース番号、トランシーバモード、ボーレートが表示されます。

3 : 構成ウインドウは開いたままにして、LabVIEWを起動します。

4 : プロジェクトエクスプローラで、LabVIEWプロジェクトを構成し、CAN APIを含むVIを作成します。VIが完成したら、RTターゲットへデプロイして、動作確認を行います。

RTターゲットで、CAN Channelの情報を用いるには、ホストマシンからRTターゲットへ、その情報をダウンロードする必要があります。

1 : MAXにて、「マイシステム」>>「データ設定」>>「CAN Channels」を選択します。

2 : 「CAN Channels」を右クリックし、「Send to RT System」を選択します。

3 : 現在ホストPCで使用されているCANチャネルの構成を、リアルタイムターゲットでも用いたいのであれば、「Current MAX Configuration」を選択します。もしデータベースファイルから使用したい場合には、「Configuration Saved to a File」を選択し、当該ファイルの場所を指定します。

4 : ターゲットのIPアドレスを入力します。

5 : もし以前に、FTPおよびそのパスワードを構成したことがあれば、これも併せて入力します。

6 : 送信を実行します。

 

 



関連リンク: KnowledgeBase 2FKI6MJT: Missing Dynamic Link Library Error while Configuring a CAN Card on an Real-Time System with a Host Computer

KnowledgeBase 3PFCC5LZ: NI-CAN RPC Server Dialog When Accessing NI-CAN (NI-DNET) RT Hardware Configuration

添付:





報告日時: 01/14/2005
最終更新日: 03/30/2010
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