CF-6004の最大サンプリングレート
使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-DAQmx Base
ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>Portable>>CF-6004
問題: CF-6004を使用して得られる最大サンプリングレートはどのくらいですか?
解決策: このドキュメントではいくつかの仕様について議論されます。PDAのデータ転送メカニズムとCPUパワーは、CF-6004のハードウェア仕様に記載されている最大達成可能レートよりも少ないです。さらに最大の達成可能なレートは、データの表示方法によっても同様にPDA自体に依存します。
ハードウェア仕様:CF-6004はシングルチャネルを使用した場合には200kS/s、複数チャネルを使用した場合には合わせて132kS/sのスピードで収録することができます。複数チャネルを使用した場合にはマルチプレクサが使用されるので、シングルチャネルに比べてレートが遅くなります。収録レートは、PDA自体のパフォーマンスや実施する収録タイプに著しく依存します。
収録タイプに依存する現実的なレート:注意: これらのレートはおおよその値であり、アプリケーションで実行されるコードやPDAによっても異なります。
1. 生データもしくはスケーリングデータの有限収録(CF-6004のFIFOサイズより少ない数を収録する)
シングルチャネルもしくは複数チャネルはそれぞれ200kS/sもしくは(合わせて)132kS/sで収録されます。このタイプの収録では、収録が完了するまでデータの全てがFIFOの中に維持されるので、PDAのデータ転送スピードを当てにしません。この方法では、CF-6004が許容する速度で収録することができ、収録が完了してから、PDAにデータが転送されます。
2. 生データの有限収録(CF-6004のFIFOサイズより多い数を収録する)
データを生データとして収録して読み込むと、FIFO以上のポイント数を収録できます。
3. スケーリングデータの有限収録(CF-6004のFIFOサイズより多い数を収録する)
データをスケーリングすると、収録は遅くなります。このタイプの収録はCF-6004の最速レートで収録することができませんが、連続収録よりは速いです。
4. 生データもしくはスケーリングデータの連続収録
このタイプの収録は、PDA自体のパフォーマンスや収録データを表示するかどうかということに依存します。もし連続集録してグラフに表した場合、1kS/sのレートが限界になるかもしれません。データをグラフで表さない場合、18kS/sのレートで連続集録できるかもしれません。
収録のパフォーマンスを向上させるための方法:1. 連続集録の代わりに有限収録をします。そしてスケーリングデータではなく生データを収録します。NI-DAQmx Base 1.0.1 には "Acq&Graph Voltage-Raw I16-Int Clk.vi" というサンプルがあります。このサンプルでは、生データの有限収録を実施する方法と、ソフトウェアによるスケーリングを例証しています。このタイプの収録はCF-6004の最速レートで収録することができます。
2. 連続集録で収録している間、グラフ化することを避けます。可能であるなら、データが収録されたあとでグラフ化します。
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添付:
報告日時: 08/22/2005
最終更新日: 09/07/2005
ドキュメントID: 3OLMP1TQ
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