ダイナミックデータタイプでのプロット凡例の設定方法について



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 7.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題:
データ集録と分析を LabVIEW Express VI を使用し行っています。Express VI を使った際、出力であるダイナミックデータタイプをグラフに配線していますが、事前に個々のプロット凡例を作成設定したにもかかわらず、ダイナミックデータタイプを接続すると自動的にプロット凡例が上書きされてしまいます。どのようにすれば、このプロット凡例の上書きを防ぐことができますか。

解決策:
LabVIEW 8.0以前:

ブロックダイアグラムのグラフを右クリックし、プロパティを開きます。
プロットのタブからプロット名に波形名を表示しないにチェックマークを入れます。

LabVIEW 8.2、8.5:
LabVIEW 8.0 以前と同様に、グラフのプロパティからプロット名に波形名を表示しないにチェックマークを入れます。しかしプロット名に波形名を表示しないはグラフのプロパティにしかないため、チャートの場合下記の方法を使用します。

方法1:
まず、データをプロットに接続した後に、プロパティーノードを使い、個々の凡例を決めていく方法があります。 この方法は簡単ではあるのですが、プログラム的に多くのプロットを使用している場合や、あるいはグラフやプロットがループ内で使用されている場合には、データが更新されるごとに名前を変更しなければならないため、有効でない場合があります。

方法2:
もうひとつは、オプションはグラフ化しているダイナミックデータタイプの特性を変更する方法があります。 まず、ダイナミックデータ・タイプを波形データタイプに変換し、次に波形属性設定の関数を使い NI_ChannelName 属性を変更します。 最後に、ダイナミックデータ・タイプに再変換します。詳細に関しては、付属の VI をご参照ください。

LabVIEW 8.6:
グラフとチャートのプロパティでプロット名に波形名を表示しないが使用できないため、上記の方法を使用してください。

関連リンク:

添付:


ChangePlotNames.vi - ChangePlotNames.vi



報告日時: 12/11/2003
最終更新日: 08/16/2009
ドキュメントID: 34A6PEFP