Archived: デスクトップPCをRTターゲットとして起動するための条件
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使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: LabVIEW Real-TimeモジュールもしくはLabWindows/CVI Real-Timeモジュール(バージョン 8.0以降)でターゲットとして使用できるデスクトップPCの条件は何ですか?また、どのようにインストールすれば良いですか?
解決策: LabVIEW Real-TimeモジュールおよびLabWindows/CVI Real-Timeモジュールでは、デスクトップPCをリアルタイムターゲットとして使用することができます。このドキュメントは、デスクトップPCでLabVIEW Real-TimeおよびLabWindows/CVI Real-Timeを使用するための要件とインストール手順を説明します。 LabVIEW Real-Time ETSデプロイメントライセンス(デスクトップPC用)は各ターゲットマシンに対して必要です。メモ: NI-FGENおよびNI-SCOPEはデスクトップETSシステムをサポートしていません。
ソフトウェア/ライセンス要件:
- LabVIEW Real-Timeモジュール バージョン8.0以降もしくはLabWindows/CVI Real-Timeモジュール バージョン8.0以降
- すべてのPCターゲット用NI LabVIEW Real-Time ETSデプロイメントライセンス(デスクトップPC用)
- LabVIEW Real-TimeデスクトップPCユーティリティUSBドライブ。これは、Measurement & Automation Explorer(MAX)のツール » RTディスクユーティリティより作成できます。
基本システム要件:
ナショナルインスツルメンツ(NI)は、長期間に渡り構成を変更しない他社製コンピュータシステムに関しては保証できません。そのため、NIは特定の他社製システムの推奨ではなく、LabVIEWリアルタイム互換コンポーネントのリストを提供しています。これらの要件は、LabVIEWもしくはLabWindows/CVI Real-TimeをデスクトップPCで実行するための必須条件です。
- サポートするプロセッサ
- Intel® Pentium® 3 (7.1以降)
- Intel® Pentium® 4 (7.1以降)
- Intel® Celeron® (8.0以降)
- Intel® Pentium® M (8.0以降)
- AMD Athlon™ 64 (8.0以降)
- AMD Athlon™ XP (8.0以降)
- Intel® Core 2 プロセッサファミリ (8.5以降)
- Intel® Pentium® D (8.5以降)
- Intel® Multi-core Xeon® (8.5以降)
- AMD Multi-core Opteron® (8.5以降)
- サポートするイーサネットチップセット:サポートするイーサネットチップセットを使用しているネットワークアダプタが必要です。アダプタはマザーボードもしくはPCIボードなどに搭載されています。下記にモデル番号をプロダクトIDおよびサポートするLabVIEW Real-Timeバージョンとともにリストします。
- 10/100デバイス
- Intel® 8255xファミリ
- 82559 "0x1229" (7.1以降)
- 82559er "0x1209" (8.5以降)
- InBusiness® 82559 "0x103A" (8.5以降)
- Intel® 82562ファミリ
- 82562em "0x2449" (8.5以降)
- 82562et "0x1039" (8.5以降)
- 82562et "0x1039" (8.5以降)
- Intel® Pro/100 VM "0x1033、0x1034、0x1038、0x103C、0x103E" (8.5以降)
- Intel® Pro/100 VE "0x1032、0x103D"(8.5以降)
- Intel® 82801 CAM (ICH3) "0x1031、0x1035、0x1036、0x1037" (8.5以降)
- Intel® 82571EI (8.6以降)
- Intel® 82571EB (8.6以降)
- Intel® 82572 - Quadport (8.6以降)
- nVidia® nForce MCPxファミリ
- MCP
- MCP2
- MCP3
- 400 MCP4
- 400 MCP5
- 250 MCP6
- MCP7
- CK804 MCP8
- CK804 MCP9
- 430 MCP12
- 430 MCP13
- ギガビットデバイス
- NI-PCI-8232 GPIB/ギガビットイーサネット (7.1以降)
- Intel® 8254xファミリ
- 82540 (7.1以降)
- 82540EM "0x100E" (8.5以降)
- 82541EI "0x1013" (8.5以降)
- 82541EP "0x1018" (8.5以降)
- 82541GI "0x1076" (8.5以降)
- 82541PI "0x1076" (8.5.1以降)
- 82541GI-Mobile "0x1077" (8.5以降)
- 82541ER "0x1078" (8.5以降)
- Intel® 82573ファミリ
- 82573 (8.2.1以降)
- 82573E/V "0x108B" (8.5以降)
- 82573E/V w/AMT "0x108C" (8.5以降)
- 82573L "0x109A" (8.5以降)
- nVidia® nForce MCPxファミリ
- Intel® 82563EB (8.6以降)
- Intel® 82567 (8.6以降)
- Intel® 82571 (8.6以降)
- Broadcom® BCM5751 "0x1677" (8.0以降)
- VLX Emulated Ethernet (8.6以降)
- PXIe-8234
例えば、Intel® 82540チップセットはNI-PCI-8232 GPIB/ギガビットイーサネットに搭載されています。
また、市販されているボードでの例で、82550チップセットはIntel Pro/100 Sに搭載されています。
- RAM要件: RTは最大2 GB RAMをサポートします。
- Real-Time 8.5.0以前では、RAMの容量が大きすぎるとデプロイメントエラーが発生する場合があります。
- Real-Time 8.5.1では、 2 GB以上のRAMが搭載されているシステムに対応しますが、利用するのは2 GBのみです。
- マザーボード要件:
- マザーボードで3.3および5 Vレールがあること。
メモ: サーバークラス、工業用、もしくはDell社以外のマザーボードのいくつかは、NI Mシリーズボードで必要な3.3 Vに満たない場合があります。また、BIOSでマザーボードで対応するパワーレールの詳細を確認できる可能性があります。
- ハードドライブ要件:
- パラレルATA(IDE)
- シリアルATA(AHCI)
- デスクトップPCのハードドライブのプライマリパーティーションでのシステムファイル
- LabVIEW RTおよびLabWindows/CVI バージョン8.5以前ではシリアルATAをサポートしていませんが、以下のオプションにより特定のデスクトップPCが利用できる場合があります。
- LabVIEW RT 8.5およびLabWindows/CVI RT 8.5はシリアルATAをサポートしていますが、AHCIモードのみです。IDEのような他のモードは動作しません。チップセットがAHCIをサポートしているか判断するには、マザーボードの製造元にお問い合わせください。
- RAIDは現在RT PCでサポートされていません。RAIDが必要な場合は、すべてのシステム要件を満たした上で、全体をハードウェアに実装する必要があります。
- セットアップ要件
- 3.5インチフロッピードライブ (1.44 MB)
- PS2キーボード - (LabVIEW Real-Timeフォーマットディスクを使用する際に必要)
- USBメモリー
メモ:ジッタを防ぐためBIOSでUSBを無効化することをお勧めします。BIOSでそれをサポートする場合は、USBフロッピードライブおよび/またはキーボードをシステムの初期セットアップで使用できます。例えば、USBフロッピードライブはシステムがLabVIEW Real-Timeを起動した後に、LabVIEW Real-Timeフォーマットディスクを実行できます。
その他の要件:
- LabVIEW Real-Time 8.2.1以前およびLabWindows/CVI Real-Time 8.2.1以前では、PCI BIOSインタフェース機能セットを含むBIOSが必要です。一般的にPCI BIOSサポートを含むBIOSかどうかについては仕様書に記載がなく、判断が困難です。もしPCI BIOSインタフェース機能セットがBIOSにない場合、LabVIEW Real-TimeおよびLabWindows/CVI Real-Timeは、PCIデバイスにアクセスできずにエラーが表示されます。PCI BIOSサポートが含まれていないマザーボードの例としては、Intel® D915GEVが挙げられます。
- LabVIEW Real-Time 8.5およびLabWindows/CVI Real-Time 8.5以降では、PCI BIOSインタフェース機能セットを含むBIOSは必要ありません。
- ハイパースレッディングに対応するIntelプロセッサの場合は、BIOSでハイパースレッディングを無効化してください。有効の場合、RT OSはプロセッサに対して2つのコアを検出し動作が不安定になります。
構成手順
構成手順については、「Using Desktop PCs as RT Targets with the LabVIEW Real-Time Module」を参照してください。
関連リンク: 製品マニュアル: Using Desktop PCs as RT Targets with the LabVIEW Real-Time Module
KnowledgeBase 3YQ8O7TQ: Can I Boot into or Run LabVIEW Real-Time Using a USB Flash Drive?
KnowledgeBase 4LEHIQ4N: How Can I Test My PC For Compatibility with LabVIEW Real-Time or LabWindows/CVI Real-Time for Desktop ETS?
Knowledgebase 4JKCTSQ0: How do I install Reliance on my RT PC or PXI Target?
添付:
報告日時: 05/24/2004
最終更新日: 11/25/2016
ドキュメントID: 39NDI8PK
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