マルチファンクションDAQデバイスを使用して未知の抵抗値を測定する方法について
ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>E Series
問題: 抵抗のインピーダンスを測定したいと思います。マルチファンクションDAQデバイスでどのようにして未知の抵抗値を測定しますか。
解決策: 以下にある図は、PCI-6071Eで測定する基本的な配線方法の図式です。この図式を他のDAQデバイスで応用することができますが、必ずマニュアル(E Series Helpなど。リンクが以下にございます。)をご覧頂き、ピンの配線をご確認ください。
配線方法:
- 既知の抵抗(例.15KΩ)の片側にアナログ出力(例.AO0)と差動モードのアナログ入力の正極側(例.AI0)を配線します。
- 既知の抵抗と未知の抵抗(例.1KΩ)を配線します。
- 両抵抗間にアナログ入力の負極側(AI0)と差動モードのアナログ入力の正極側(例.AI1)を配線します。
- 未知の抵抗の別の片側にアナログ入力の負極側(AI1)とアナログ入力のグラウンド(AIGND)に配線します。
未知の抵抗値の測定及び計算方法:
- AO0で一定の電圧(例.5V)を出力します。
- アナログ入力ch0で既知の抵抗の電位差を測定します。
- アナログ入力ch1で未知の抵抗の電位差を測定します。
- 電流(A)=2.の電位(V)÷既知の抵抗(Ω)
- 未知の抵抗(Ω)=3.の電位(V)÷4.の電流(A)

※この計算は抵抗の精度、内部インピーダンスを考慮しておりません。また、個々のDAQデバイスの最大電流値にご注意ください。
低すぎる抵抗値の測定はボードの出力最大電流量の範囲を大きく超えた電流を要求することがあり、ボードに致命的なダメージを与える可能性があります。
最大電流量のご確認はスペックシートをご覧ください。
関連リンク: E Series Help (User Manual)
添付:
- 配線図.gif
報告日時: 02/24/2004
最終更新日: 06/29/2005
ドキュメントID: 36NHULSF
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