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LabVIEW Real-Timeバージョン8.6.1または2009の使用時にcRIO-9022/9023/9024/9025で発生する不正確なシステムタイミング
LabVIEW Real-Timeバージョン8.6.1または2009の使用時にcRIO-9022/9023/9024/9025で発生する不正確なシステムタイミング
使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.6.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化:
二次のソフトウェア:
問題: ナショナルインスツルメンツは、cRIO-902xコントローラで「
RT日付と時間を設定」関数を呼び出すと、不正確なタイムスタンプ、実行の加速、不安定な制御アプリケーションなどの予期しないシステム動作が発生する可能性がある旨の通知を発表しました。影響を受けるLabVIEW Real-Timeアプリケーションを識別し、該当するターゲットでこの問題を解決するには、どうすればよいでしょうか。
解決策: 影響を受けるLabVIEW Real-Timeのバージョン:
- LabVIEW Real-Time 8.6.1または2009
影響を受ける製品:
- CompactRIO 902xシリーズターゲット(cRIO-9022、cRIO-9023、cRIO-9024、cRIO-9025)
影響を受けるLabVIEW Real-Timeアプリケーションを識別する方法
すべての開発者がアプリケーションを評価し、この問題の影響を受けているかどうかを判断することをナショナルインスツルメンツは推奨します。「RT日付と時間を設定」関数を呼び出した後、再起動せずにこの関数を呼び出すアプリケーションは、不正確なシステムタイミングの影響を受ける可能性があります。
この問題を回避し、影響を受けるシステムをアップグレードする方法
LabVIEW Real-Time モジュール8.6.1のユーザへのアップグレードオプション
- NI-RIOのアップグレード
- ホストPCでNI-RIO 3.4.0にアップグレードします(再起動が必要)。
- NI Measurement & Automation Explorer(MAX)を起動します。
- RTターゲット項目を展開します。
- RTターゲットの下の ソフトウェア項目を右クリックし、ソフトウェアの追加と削除を選択して、LabVIEW Real-Timeソフトウェアウィザードを起動します。
- ターゲットが推奨ソフトウェアセットを使用する場合、LabVIEW Real-Time 8.6.1用の適切なNI-RIO 3.4.0ソフトウェアセットを選択します。
LabVIEW 2009 Real-Timeモジュールのユーザへのアップグレードオプション
- NI-RIOおよびLabVIEW Real-Timeのアップグレード
- ホストPCでLabVIEW 2009 SP1 Real-Timeにアップグレードします。
- ホストPCでNI-RIO 3.4.0にアップグレードします(再起動が必要)。
- NI Measurement & Automation Explorer(MAX)を起動します。
- RTターゲット項目を展開します。
- RTターゲットの下の ソフトウェア項目を右クリックし、ソフトウェアの追加と削除を選択して、LabVIEW Real-Timeソフトウェアウィザードを起動します。
- ターゲットが推奨ソフトウェアセットを使用する場合、LabVIEW Real-Time 2009 SP1用の適切なNI-RIO 3.4.0ソフトウェアセットを選択します。
すべてのユーザへの次善策
影響を受けるシステムをアップグレードできないユーザには、次善策として以下の2つの方法があります。
- 毎回「RT日付と時間を設定」を呼び出すたびにシステムを再起動します。
- プロセッサクロックとリアルタイムカウンタ(RTC)の同期を以下の方法でオフにします。
- Measurement & Automation Explorerのコントローラを右クリックし、「ファイル転送」を選択してコントローラにFTP接続します。
- ターゲットのルートディレクトリに進み、ホストに ni-rt.ini をFTP転送します。
- ファイルを開き、TIME SYNCセクションを以下のように変更します:
[TIME SYNC]
source_priority=rtc;
source.rtc.enable=False
メモ: RTCの時間の同期をオフにすると、プロセッサの時間とRTCの時間の同期が失われます。その差が顕著になるのは、電源の切断またはコントローラの再起動時のみです。タイムスタンプは、2つのクロックでのドリフト量に応じて変動する場合があります。RTCは、コントローラの電源切断時の時間を保持します。プロセッサは、起動時にRTCから時間を読み取ります。2つのクロックがドリフトを許容すると、読み取られる時間は、コントローラの最後の実行時にプロセッサが認識した時間と異なる可能性があります。アプリケーションによって、この時間差が顕著にならない場合があります。
関連リンク: Developer Zoneチュートリアル: LabVIEW Real-TimeでのターゲットファイルIOのベストプラクティス
添付:
報告日時: 12/17/2009
最終更新日: 02/23/2010
ドキュメントID: 54GFKSFL
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