LabVIEW 8.0.1 メンテナンスリリース情報

使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: LabVIEW Development Systems>>LabVIEW Full Development System, LabVIEW Development Systems>>LabVIEW Professional Development System

問題: LabVIEW 8.0.1 では何が修正されましたか？
LabVIEW 8.0.1 によって LabVIEW のモジュールはどのような影響がありますか？
LabVIEW 8.0 と LabVIEW 8.0.1 でVIを共有することができますか？
LabVIEW 8.0.1 のアップデートはどこで入手できますか？

解決策:

修正された問題
LabVIEW 8.0で報告された100件以上の様々な問題はLabVIEW 8.0.1で修正され、不安定な動作によって引き起こされるクラッシュなどの問題も修正されています。修正された問題の一覧はLabVIEW 8.0.1 Readmeファイル(英語)でご確認いただけます。また、Readmeには8.0.1のアップデートに関する情報も含まれています。
互換性
以下がバージョン8.0と8.0.1間での互換性です。ナショナルインスツルメンツでは、全ての更新をインストールすることをおすすめします。
LabVIEW
LabVIEW 8.0とLabVIEW 8.0.1のVIはバイナリレベルでの互換性があります。LabVIEW 8.0で保存したVIは、LabVIEW 8.0.1で開くことができますし、その逆（LabVIEW 8.0.1で保存したVIを LabVIEW 8.0で開く）も可能です。LabVIEW 8.0.1で作成されたアプリケーションは、LabVIEW 8.0のランタイムで動作します。LabVIEW 8.0で作成されたアプリケーションは LabVIEW 8.0.1のランタイムで動作します。LabVIEW 8.0.1をインストールするとランタイムエンジンもアップデートされるので、LabVIEW 8.0.1をインストールした後に、ランタイムエンジンを別途インストールする必要はありません。
LabVIEW モジュール(Real-Time、PDA、DSC)
ナショナルインスツルメンツでは、LabVIEW Real-Timeモジュール、LabVIEW PDAモジュールとLabVIEW DSCモジュール用に8.0.1アップデートを提供しています。それぞれのモジュールをアップデートする前に、LabVIEW 8.0.1をアップデートしてください。モジュールのアップデートを行わずにLabVIEW 8.0.1の更新のみをアップデートすることもできますが、ナショナルインスツルメンツでは全てのモジュールのアップデートを行うことをお勧めします。それぞれのモジュールのアップデートについては、ページ下部にある「関連リンク」を参照ください。
LabVIEW Real-TimeとLabVIEW Real-Timeターゲット
LabVIEW Real-Time 8.0.1 がインストールされているホスト PC は LabVIEW Real-Time 8.0 もしくは 8.0.1 がインストールされているコントローラに接続できます。LabVIEW Real-Time 8.0 がインストールされているホスト PC は LabVIEW Real-Time 8.0 がインストールされているコントローラにのみ接続できます。
インストール順序
LabVIEW 8.0.1 アップデートのインストールは、以下の順番で行ってください。また一括コンパイルは全てのアップデートのインストールが完了した後で行ってください（一括コンパイルについては以下を参照してください）。
１．LabVIEW 8.0 開発環境のインストール
２．LabVIEW モジュールのインストール
３．LabVIEW 8.0.1 アップデートのインストール
４．LabVIEW モジュール用アップデートのインストール
５．ドライバのインストール
６．LabVIEW 起動
７．一括コンパイル

一括コンパイル
LabVIEW 8.0.1 のインストールが終了すると、「一括コンパイルをプロンプト」ダイアログボックスが表示され、LabVIEW フォルダに対して一括コンパイルを行うよう促されます。一括コンパイルを行う前に各モジュールに対応したLabVIEW 8.0.1 をインストールすることをお勧めいたします。そうすることで一括コンパイルを何度も行う必要がなくなります。LabVIEW 8.0 フォルダに対する一括コンパイルを行った後に、モジュール、モジュールのアップデート、ツールキット、ドライバなどをインストールする場合は、LabVIEW 8.0 フォルダに対して再度一括コンパイルを行う必要があります。
LabVIEW 8.0 フォルダへの一括コンパイルを後で行う必要がある場合、添付されているVI（lv_801_masscompile.zip）を [LabVIEW フォルダ]\resource\pluginsへコピーしてください。その際、この操作を行うための管理者権限（root や Administrator権限）があることを確認し、LabVIEW を再起動させてください。LabVIEW を再起動させると、一括コンパイルダイアログボックスが起動し、一括コンパイルの再実行が求められます。一括コンパイルには、マニュアルで行う方法もありますので以下を参照してください。
1. モジュレーションツールキット、音響/振動ツールキット、スペクトル計測ツールキットがインストールされている場合、最初に[LabVIEW 8.0フォルダ]\vi.lib\addons\NISML\_nisml.llb以下を一括コンパイルしてください。
  1. 「ツール >> 上級 >> 一括コンパイル」を選択します。
  2. [LabVIEW 8.0フォルダ]\vi.lib\addons\NISML\_nisml.llbを選択します。
  3. .folderをダブルクリックし LLB を選択します。
  4. 一括コンパイルボタンをクリックします。一括コンパイルには数分かかる場合があります。
2. VI Logger がインストールされている場合[LabVIEWフォルダ]\vi.lib\addons\VI Loggerフォルダをデスクトップなど LabVIEW 8.0 フォルダ以外へ移動させます。
3. 「ツール >> 上級 >> 一括コンパイル」を選択します。
4. LabVIEW 8.0 フォルダへ移動し、現在のフォルダを選択します。
5. 「一括コンパイル」ボタンをクリックします。一括コンパイルには数時間かかる場合があります。
6. VI Logger がインストールされている場合は、VI Logger フォルダを元の場所へ戻します。
LabVIEW を一括コンパイルする際、結果ウィンドウに「Bad VIs」と表示される場合があります。一般的にこれらの一括コンパイルからのメッセージはLabVIEW 8.0.1 更新インストールに対する問題を指摘しません。
既知の問題
既に報告を受けている問題については LabVIEW 8.0 と 8.0.1 の Readme ファイルを参照ください。
- NI-DAQmx 8.0がインストールされ、LabVIEW FPGA、LabVIEW PDA、NI-FieldPoint、NI-RIOがインストールされていると一括コンパイルが lvdaq.mxx でクラッシュする場合があります
  詳細情報は「技術情報 3VG9LHOH : LabVIEW 8.0.1 の一括コンパイルが lvdaq.mxx でクラッシュします」を参照ください。
- LabVIEW 8.0 開発システムをインストールする前にLabVIEW 8.0.1 ランタイムエンジン（ウェブブラウザのみ）をインストールします
  LabVIEW 8.0.1 ランタイムエンジン（ウェブブラウザのみ）はデプロイ（実装）できません。デプロイできないというのは、アプリケーションビルダを使いインストーラを作成しようとしても LabVIEWランタイムエンジンはインストーラに含まれないということを意味します。LabVIEWランタイムエンジン（ウェブブラウザのみ）についてはLabVIEWランタイムエンジンReadmeを参照ください。
  これを修復するには、 LabVIEW 8.0.1 更新をインストールします。これによりランタイムエンジンが LabVIEW 8.0.1 ランタイムエンジン（標準）に変更されます。このランタイムエンジンはデプロイ可能です。
- LabVIEW 8.0.1 ランタイムエンジンが MAX でバージョン 8.0と表示されます
  LabVIEW 8.0.1 ランタイムエンジンのバージョンは、Measurement Automation Explorer (MAX)でまれに異なって表示されます。ランタイムエンジンのバージョン番号は、[National Instrumentsフォルダ]\Shared\LabVIEW Run-Time\8.0\の下にある「lvrt.dll」のバージョン番号で確認することができます。LabVIEW 8.0.1 がインストールされている場合、「8.0.1.xxxxx」と表示されます。