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デジタイザで正確な測定を行うためには、使用するプローブの常時補償が必要です。プローブの補償は、デジタイザの各チャネルごとに行い、そのプローブをそのチャネルだけで使用します。プローブの補償は以下の手順で行います。
1.デジタイザのch0、または、ch1にプローブのBNC端子を接続し、Attenuationを×10に設定する。
2.プローブのもう片側をBNCアダプタ(プローブアクセサリ)に接続する。
3.SMB100のプローブ補償ケーブルをボード上のPFI端子(例えば、PFI1)に接続する。
4.BNCアダプタの取り付けられているプローブをSMB100ケーブルのBNCメス端子に接続する。
5.(3.)で選択したPFIラインにてプローブ補償用信号を有効にする。これは、NI-ScopeのSoft Front PanelのUtilityメニューから行えます。また、niScope Probe Compensation Signal Start.viを使用してプログラム的にも行えます。
6.データ集録を開始し、信号がクリップされるまで縦方向の レンジを下げます。その後、信号がクリップされない範囲まで縦方向のレンジを1ステップごとに上げ、ボード上のA/Dコンバータのダイナミックレンジを使用するようにします。
7.信号ができるだけ方形波になるように、プローブの容量(Capacitance)を調整する。
8.精度の高いデータ集録を行うためには、ch0で補償を行ったプローブはch0のみで使用し、ch1で補償を行ったプローブはch1のみで使用します。ch0で補償を行ったプローブをch1で使用したい場合、ch1に対してもう一度補償を行う必要があります。
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