SCC-2345キャリアの電源オプションはどのように選択すればいいのでしょう



ハードウェア: SCC>>Carriers>>SC-2345

問題:
DAQCardとSCC信号調節を使用し、データ収録を検討しています。
SCCの電源としてSCC-PWR01を使用することで電力をDAQCardから供給させる、もしくは外部電源を使用する方法を選択できます。
どのようにこれらを選択すればいいのでしょう。


解決策:
まずは、SCC-2345に組み込むモジュールの最大総使用電力を把握する必要があります。
以下の表を参照し、各使用モジュールの最大使用電力をご確認ください。

この表は、SC-2345/2350 Carrier User Manual のAppendix Cの項にても参照できます。


次に、下記添付の式に上記確認の電力値を代入し、電源として必要な電力を計算します。

SCC-PWR01はその仕様として入力された電力を0.62倍で安定化後キャリアに組み込まれた各モジュールに供給します。
DAQCardを使用する場合、+5V端子は安定した状態でおよそ250mAの電流を出力しますなので、1250mWの電力を供給することができます。
また、供給電力は各SCCモジュールの他にLEDなどにも供給されるので、計算結果より大きいの電力を供給するようにしてください。

例)
SCC-AI04を二つ使用するとき、必要な電力は、 (375/0.62+525)*2+450=2709 mW となります。
この場合、SCC-AI04を二つ使用した場合DAQCardの+5Vからの供給電力(1250mW)では足りないので、およそ3000mW以上供給可能な外部電源を使用するのが最適といえます。


これらの消費電力を検討するツールとして”SCCアドバイザ”がありますので、こちらより上記内容を考慮した使用環境に最適な電源モジュールの選択肢を確認して下さい。
SCCアドバイザ


関連リンク:
SC-2345の電源オプション
SC-2345とSCCモジュールを使ってうまく値が取れません。何故でしょうか?
PWR01と PS-01 のスウィッチングパワーサプライの使用

添付:


総使用電力計算式.JPG - 総使用電力計算式.JPG
Power Requirements of SCC Modules by Module Type.JPG - Power Requirements of SCC Modules by Module Type.JPG



報告日時: 11/21/2006
最終更新日: 03/10/2008
ドキュメントID: 43KL6GIS