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NI-DAQに含まれるサンプル'SCANsingleBufSync'を使用してSシリーズデバイスを動作させようとするとエラー -10003が発生します。
NI-DAQに含まれるサンプル"SCANsingleBufSync"を使用してSシリーズデバイスを動作させようとするとエラー -10003が発生します。
ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>S Series
問題: NI-DAQに含まれるサンプル"SCANsingleBufSync"を使用してSシリーズデバイスを動作させようとすると、Scan_op関数で"無効なパラメータ"というエラーが発生します。これは何故発生するのでしょうか?またどのようにすれば解決するのでしょうか?
解決策: 従来型NI-DAQに含まれる関数
"Scan_op"にはsampleRateとscanRateという引数を入力する必要があり、それぞれサンプル集録のタイミングとチャンネルの切り換えのタイミングを決めるパラメータです。このScanRateはマルチプレクサを使用してチャンネルの切り替えを行うE-シリーズに対して設定するパラメータですが、マルチプレクサを使用しないS-シリーズのデバイスの場合はチャンネルの切り替えを行わないため、ScanRateに与えた値がそのままサンプリングレートとして反映され、この際sampleRateに与えた値は反映されません。
SCANsingleBufSyncなどのScan_opを使用したサンプルでは、デフォルトでScanRateが0に設定(インターバルサンプリングの設定になっています)されていますが、S-シリーズのデバイスの場合はScanRateに対する引数として0を許容しないためこのエラーが発生します。
そのため、S-シリーズデバイスをご使用の場合は、ScanRateに集録を行う際に設定したサンプリングレートを設定してください。
関連リンク: データ集録に関する専門用語の定義:スキャンレート、チャネルレート、サンプリングレート、スキャンリスト、チャネル間遅延
添付:
報告日時: 10/11/2004
最終更新日: 11/14/2004
ドキュメントID: 3EA06AXR
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