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ほかの同様な要求として以下の場合があります。
データ集録(DAQ)ボードでオシロスコープのような動作をさせたい。
有限のサンプルを集録後、次のトリガ待ちまでの時間をできるだけ短くしたい。
この方法では、カウンタを再トリガ可能な有限パルス出力として利用し、その出力パルスを連続集録のアナログ入力の外部クロックとして利用することで、希望の動作を実現します。
はじめに、カウンタを再トリガ可能な有限パルス生成を行うようにプログラムします(ツールバーのヘルプ→サンプルの検索よりサンプルファインダを開くと、パルス生成のサンプルとして再トリガ可能なパルス生成のサンプルをみつけることができます)。
次に、カウンタより生成された有限パルスをアナログ入力のサンプルクロックとして使用するようにプログラムします。NI-DAQmxを使用している場合は、DAQmxタイミングのソースの入力で、I/O定数を作成し、カウンタ出力を指定します。このときデフォルトでは、Ctr0 Outなどの端子名は表示されませんので、I/O定数を右クリックし"I/O名フィルタ設定"を選択し、"上級端子を含める"にチェックを入れます。この操作によりCtr0 Outなどの端子を選ぶことができるようになり、カウンタの出力を外部で接続しなくても内部で接続することができます。
アナログ入力の際のサンプリングレートはカウンタが出力するパルス列の周波数で決めることができます。
詳細は添付のサンプルをご参照下さい。
この方法は、デジタルトリガだけでなく、アナログトリガでも応用できます。
アナログ入力の集録で、スタートトリガをアナログエッジトリガとして指定すると、トリガレベルで指定した値にになるたびにAI Start Trigからパルスが出力されますので、このパルスをカウンタのスタートトリガのソース信号に指定すると、アナログエッジトリガでの再トリガ機能が実現できます。
添付の”Retriggerable AnalogEdgetrigger AI.vi”をお試しください。
Retriggerable AnalogEdgetrigger AI.viは、LabVIEW7.1で作成し、アナログトリガが可能なEシリーズDAQボードで動作確認しました。
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