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今まで使用していた従来型DAQのプログラムが多数ありますが、これらはMシリーズボードで使用することはできないのでしょうか?
また、これからDAQmxに移行する際に、従来型DAQとDAQmx関数を比較する参考はありますか?
Traditional NI-DAQ CompatibilityVIs Version 1.3 for Windows 2000/NT/XP
Mシリーズボードの様なDAQmxドライバのみ対応のデバイスで、従来型DAQのプログラムを実行するために、CompatibilityVIがあります。CompatibilityVIは互換性を自動的に持たせるVI関数ライブラリのことで、従来型DAQ関数により作成されたVIをDAQmxのみ対応のデバイス(Mシリーズ等)で使用可能にするためのものです。CompatibilityVIはインストールすると従来型DAQ VIライブラリの一部を、従来型DAQとDAQmx対応用のライブラリ関数に置き換えます。
これらのライブラリは、使用するデバイスが対応しているDAQドライバを認識して内部で自動的に従来型DAQとDAQmxの使い分けをします。
この機能を使用される上でいくつかの注意点があります。
DAQmxのデバイス名の取り扱い方法が従来型DAQと異なりますので、DAQmx対応デバイスを従来型DAQ関数から使用する場合はMeasurement&Automation Explorerから、DAQmxデバイス名を番号のみに変更する必要があります。例えば、「Dev1」を「1」と変更する必要があります。
インストール方法は、zipファイルを解凍するとsetup.exeが出てきますのでそれを実行します。 Compatibility VIsは、DAQmx関数との併用も可能です。
Readme.txt (Installation Instructions (2KB))
CompatibilityVIs.chm (Help file (124KB))
CompatibilityVIsLV7_0.zip (Help file (124KB))
CompatibilityVIsLV7_1.zip (LV 7.1 Installation Files (3.676MB))
従来型DAQとDAQmx関数の比較、入れ替えのための参考情報
従来型DAQのカウンタ機能など、CompatibilityVIでサポートされていない機能は
手動でDAQ関数を従来型からDAQmxに入れ替える必要があります。
以下の関連リンクは、関数の基本部分を照らし合わせるための技術情報となります。
ドライバと更新のダウンロード: Traditional NI-DAQ Compatibility VIs Version 1.3 for Windows 2000/NT/XP
Developer Zone チュートリアル: Transition from Traditional NI-DAQ to NI-DAQmx
Developer Zone チュートリアル:NI-DAQmx および従来型 NI-DAQ(レガシー)に関するFAQ
技術サポートデータベース 30LDURMV: スキャンクロック(サンプルクロック)とチャンネルクロック(コンバートクロック)の違い
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