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FGEN/AWG(NI 54xx)の出力信号で振幅が設定した値の2倍/半分になってしまいます
FGEN/AWG(NI 54xx)の出力信号で振幅が設定した値の2倍/半分になってしまいます
ハードウェア: Signal Sources (AWG/FG/AO)>>Arbitrary Waveform and Function Generators>>PXI-5422
問題: デジタイザ/オシロスコープを使用してFGEN/AWG(NI 54xx)の出力信号を測定しています。測定された信号が、NI-FGENで設定した値の2倍、もしくは半分になっていました。なぜ振幅が設定した値と異なるのでしょうか?また、どのように修正するのでしょうか?
解決策: NI信号発生器(NI 54xxモジュール)は、50 Ωあるいは75 Ωの出力インピーダンスを持つ信号源です。出力インピーダンスは、直列抵抗に接続された理想的な電圧源として見なせます。しかしながら、直列抵抗は負荷抵抗と分圧器を形成し、負荷位置での電圧値に影響を及ぼします。これに対してNI-FGENドライバは、構成された出力インピーダンスと負荷インピーダンスの設定によって分圧器に対して補償します。
測定した出力電圧が2倍になってしまう場合、負荷インピーダンスの設定値は出力インピーダンスと一致していますが、実際の負荷インピーダンスはより高いため(1 MΩ以上)に発生している可能性があります。
測定した出力電圧が半分になってしまう場合、負荷インピーダンスの設定値は1 MΩ未満なのですが、実際の負荷インピーダンスはより低いため(50あるいは75 Ω)に発生している可能性が高いです。
NI-FGENの負荷インピーダンス設定を変更するには、以下の2つの方法があります。
- FGEN ソフトフロントパネル上で、編集 » デバイス構成を選択します。デバイス構成ウィンドウで、負荷インピーダンスを> 1MOhm、もしくは出力と同じに設定します。
- LabVIEWでNI-FGENを使用する場合は、niFgen Configure Output Impedance.viのインピーダンス入力と、負荷インピーダンスのプロパティノードがあります。プロパティノードを使用して負荷インピーダンスの値を設定したら、ドライバが自動的に補償します。以下にサンプルが添付されています。
関連リンク:
添付:
- SetLoadImpedance.jpg
- SetLoadImpedance.vi
- SetFgenProperty.jpg
報告日時: 10/24/2006
最終更新日: 02/07/2014
ドキュメントID: 42N6R6BF
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