「配列からクラスタに変換」関数が 9 つの要素を返す理由について
使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems
使用ソフトウェア・バージョン: 2011
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: LabVIEW で、
配列からクラスタに変換関数を用いて 1D 配列をクラスタに変換すると、配列内の要素数によらず必ず 9 要素からなるクラスタが返されます。一方、
クラスタから配列に変換関数を用いて、同じデータタイプの要素からなるクラスタを 1D 配列に変換する場合、クラスタ内の要素数と返される 1D 配列内の要素数は一致します。なぜ、
配列からクラスタに変換関数が返すクラスタの要素数は 9 なのですか。
解決策: これは、配列とクラスタの性質の違いに起因しています。配列は、プログラムの実行中に動的に要素数の変更が可能であり、データの格納に使用するメモリ領域のサイズを柔軟に変更できるデータタイプです。一方、クラスタはデータの格納に使用するメモリ領域のサイズは一定でなければならず、プログラムの実行前に要素数が確定される必要があります。
上記の理由により、プログラムの実行中にクラスタを配列に変換する場合、変換後の配列の要素数はクラスタ内の要素数に応じて柔軟に決定できます。逆に、配列をクラスタに変換する場合、プログラムが実行される前にクラスタのサイズが決定される必要があります。
配列からクラスタに変換関数では、返されるクラスタの要素数はデフォルトで 9 となっています。この要素数を変更するには、
配列からクラスタに変換関数を右クリックして、
クラスタサイズを選択し、所望の要素数を指定します。ただし、最大値は 256 です。
256 よりも要素数が多いクラスタに変換したい場合、以下の関連リンクを参考にしてください。
関連リンク: KnowledgeBase 21KC8CUZ: LabVIEW で要素数が 256 よりも多い配列をクラスタに変換する方法
添付:
報告日時: 09/17/1997
最終更新日: 12/09/2014
ドキュメントID: 11GCQ9HL
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