LabVIEW のインストーラのファイルの出力先を追加する方法



使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems>>LabVIEW Base Development System
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: LabVIEW のアプリケーションビルダでインストーラを作成する際、プロジェクトエクスプローラのビルド仕様からマイインストーラプロパティを開き、ソースファイル設定カテゴリの出力先ビューのフォルダにてファイルの出力先を指定します。このとき、デフォルトで出力先ビューに表示されている以外のフォルダを出力先にしたいと考えています。出力先カテゴリにて、絶対パスを追加ボタンから絶対パスを指定することは可能ですが、例えば、C:\windows\Users\<user_profile>\AppData\Roaming\MyApp\ (<user_profile> は Windows のユーザ名を示す) のように、環境によってパスが異なるような場合には適用できません。上記のようなパスを出力先として選択する方法はありますか。

解決策:
LabVIEW のアプリケーションビルダでは、インストーラのファイルの出力先として、絶対パスで指定するパス以外にも Microsoft Installer (MSI) プロパティで定義されるパスを出力先ビューに追加できます。例えば、上記の C:\windows\Users\<user_profile>\AppData\Roaming\MyApp\のうち、C:\windows\Users\<user_profile>\AppData\Roaming\ というパスは AppDataFolder という MSI プロパティで定義されています。そのため、AppDataFolder プロパティを出力先ビューに追加した後、その下に MyApp フォルダを作成すれば、インストーラから C:\windows\Users\<user_profile>\AppData\Roaming\MyApp\ にファイルを出力できます。


AppDataFolder プロパティを出力先ビューに追加する手順は以下のとおりです。

  1. プロジェクトエクスプローラのビルド仕様からマイインストーラプロパティを開きます。

  2. 出力先カテゴリを表示します。

  3. 下のスクリーンショットに示すプロパティを追加ボタンを選択します。



  4. ポップアップ上で AppDataFolder と入力して OK ボタンを選択します。



  5. 出力先ビューに AppDataFolder が追加されたことを確認します。



メモ: LabVIEW のアプリケーションビルダは、すべての MSI プロパティへの対応を保証していません。使用したい MSI プロパティがあれば、一度動作検証環境にてインストーラの動作を確認することを推奨します。



関連リンク:
KnowledgeBase 535GGRWQ: Which Directories on Disk Do the Installer Destination Folders Map to? 




添付:





報告日時: 05/24/2014
最終更新日: 06/01/2014
ドキュメントID: 6LN1OBW2