解決策
Camera Linkは、ハイスループットアプリケーションに特に役立つ国際的な画像収集規格です。すべてのCamera Linkカメラには、コンピュータで使用するためにビデオストリームから個々のフレームをキャプチャする
フレームグラバが必要です。Camera Linkカメラは、カメラの画像取得機能を定義するいくつかの構成になっています。可能な構成は、Base、Medium、Full、およびExtended-Fullです。
- Base構成のカメラでは、フレームグラバーへの接続に1本のMDRケーブルを用い、フレームあたり24のデータビット、最大のピクセルクロックレートは85 MHzです。それぞれのCamera Link構成で実現可能な最大のスループットは、最大ピクセルクロックレートとデータビット数を掛け合わせることで算出することができます。例えば、Base構成の最大スループットは(85 MHz) x (24ビット) = 255 MB/s となります。
- Medium、Full、およびExtended-Full構成では、フレームグラバへの接続に2本のMDRケーブルを用います。Medium構成では48のデータビットを用い、最大のスループットは510 MB/s となります。
- Full構成では64のデータビットを用い、最大のスループットは680 MB/s となります。
- Extended-Full構成は、画像データのフレーミング/イネーブル信号の一部を再利用することによって機能します。これにより、80データビットを用いて最大スループットは850 MB/s となります。
次の表は、さまざまなCamera Link設定の基本的な違いの一部をまとめたものです。
構成 | データビット数 | 最大スループット (MB/s) | 必要なケーブル数 |
---|
Base | 24 | 255 | 1 |
Medium | 48 | 510 | 2 |
Full | 64 | 680 | 2 |
Extended-Full | 80 | 850 | 2 |