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LabVIEWのリモートパネルは、LabVIEW開発環境に組み込まれているGウェブサーバによって独占的にホストされています。LabVIEWでウェブサーバを有効にするには、ツール » オプション » ウェブサーバ » ウェブサーバを有効(LabVIEW 2010以降では、リモートパネルサーバを有効)チェックボックスにチェックを入れます。LabVIEWウェブサーバのデフォルトポート構成は、LabVIEW 2009以前でポート80、LabVIEW 2010以降ではポート8000です。ユーザは、ウェブサーバ構成ダイアログで独自のシステム構成に合わせたポートに変更することができます。
図1. LabVIEW 2010 ウェブサーバ構成ダイアログ
リモートフロントパネルで必要なポートは、ウェブサーバポートのみです。システムのファイアウォールやサポートされている機能によって、リモートフロントパネルが正しく表示されない場合があります。理由の一つは、サポートされているファイアウォールもしくはプロキシサーバのプロトコルです。
メモ: Windows 7では、NIシステムウェブサーバをWindowsファイアウォールから除外しておく必要があります。また、除外には、現在のネットワーク上の場所を設定する必要があります。たとえば、“ホーム/オフィス”などプライベートネットワークである場合は、プライベートネットワーク位置をファイアウォールから除外します。ネットワーク上の場所に関する詳細は、下記にあるMicrosoft社の記事リンクをご覧ください。
図2. Windows ファイアウォールの設定
リモートフロントパネルは、構成に応じてHTTPとTCPの2つの異なるプロトコルを介して通信します。埋め込みリモートフロントパネルを表示しようとする場合、HTTPおよびTCP通信の両方を使用します。HTTPは最初のページを提供し、TCP通信はページ中心に埋め込まれたインタラクティブなフロントパネルに使用されます。
LabVIEWウェブサーバの外部接続において, 多くの場合ファイアウォールおよびプロキシの構成はHTTP通信のみ許可するように設計されています。ファイアウォールもしくはプロキシサーバが ウェブサーバポートが開いており、同じポートを介してHTTPおよびTCP通信を許可する構成であるかを確認してください。ポートに関するその他の詳細については、関連リンクを参照してください。
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