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コード幅 = レンジ / ゲイン * (2^分解能)
上記の式で求められたコード幅がこのボードに搭載されている ADC が測定できる最小変化だと思いますが、実際の収録を行うと検出できる電圧の最小変化がコード幅許容誤差の範囲外です。何か原因があるのでしょうか?
これらの電気的な処理が DAQ ボードの中で行われております。下図の様な DAQ ボードのハードウェアモデルは M シリーズマニュアルをご確認ください。
現実世界の振る舞いとして、ADC を含んだこれらすべての電気回路は DAQ ボードのシステムの精度としてゲインエラー・オフセットエラー・システムノイズ・温度ドリフトとして信号に現れてきます。したがって実際にボードを使用する上での絶対確度はデバイスをご使用いただく環境に依存します。
下記の式はデバイス使用時に予期できるノイズを求めることが可能です。
絶対確度 = ±((入力電圧 * 読み取り% ) + オフセット + システムノイズ(量子化など) + 温度ドリフト
この式で必要なパラメータは各デバイスのデータシートもしくはマニュアルに表で記載があります。またデバイスによってはデータシートに様々な環境での絶対確度の値が記しているものもあります。
より詳細な情報に関しては下記のリンクをご参照ください。
KnowledgeBase 2OQ524Q8: 相対確度と絶対確度の違い
KnowledgeBase 2X4HGEBG: How Do I Calculate Absolute Accuracy or System Accuracy?
Developer Zone Tutorial: Data Acquisition Fundamentals
Developer Zone Tutorial: Understanding Instrument Specifications -- How to Make Sense Out of the Jargon
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