Archived: どのようにしてPXI、VXIコントローラをフロッピードライブから起動することができますか?

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使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-VXI/VISA
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers>>PXI-8155B, VXI/VME/MXI>>VXI Controllers

問題: PXI、VXIコントローラをA:ドライブにあるフロッピーから起動し、OSを再インストールしたいと思っていますが、常にHDDから起動してしまいます。どのようにしたらいいのでしょうか?
もしくは、RT PXI起動ディスクからPXIコントローラをRTとしたいと思っていますが、常にHDDから起動してしまいます。どのようにしたらいいのでしょうか?

解決策: 組み込みコントローラのBIOS設定を変更する必要があります。BIOSとは基本入出力システム(Basic Input/Output System)の略でコントローラを実行する際に一番最初に実行されます。BIOSの変更を行うにはモニターとキーボードが接続されている必要があります。以下の表とお使いのコントローラのBIOS使用方法を参照し変更を加えてください。

BIOS名と製造元特定のBIOSを利用しているPXI組み込みコントローラ特定のBIOSを利用しているVXI組み込みコントローラ
Phoenix社のPhoenix BIOSセットアップ ユーティリティーNI 8171 ファミリー(PXI-8176, PXI-8175, PXI-8174)
NI 8180 ファミリー(PXI-8184, PXI-8185, PXI-8186, PXI-8186, PXI-8187)
NI 8190 ファミリー(PXI-8195, PXI-8196)
NI VXIpc-870B ファミリー (VXIpc-871B, VXIpc-872B)
AWARD Software社のCMOSセットアップ ユーティリティーPXI-8170, PXI-8156B, PXI-8155BNI VXIpファミリー ファミリー(VXIpc-871, VXIpc-872, VXIpc-873)
AMBIOS社のAMBIOS HIFLEXットアップ ユーティリティーPXI-8156, PXI-8155VXIpc-850



Phoenix社のPhoenix BIOSセットアップ ユーティリティー
  1. コントローラを起動(もしくは再起動)します。
  2. コントローラ起動時に「Delete」キーを押下します(コントローラの電源を入れ、黒い背景で白い英数字が表示されている時に、画面の一番下にこのBIOSセットアップに必要なキーが表示されます。例:Press to Enter Setup)。
  3. BIOSに入った後、左右の矢印キーを使い「Advanced」セクションへ移動します。
  4. 上下矢印キーを使い「Integrated Peripherals(統合周辺装置)」を選択し、「Enter」キーを押下します。「Legacy Floppy Drives(レガシーフロッピードライブ)」エントリーが「Enabled」になっていることを確認し、次のステップを実行します。「Disabled」になっている場合は、「Enter」キーを押下し値を変更し、ステップ7へ行き、再度ステップ1から実行します。
  5. 左右矢印キーを使い「Boot」セクションへ移動します。
  6. 最初に起動させたい「Removable Devices(リムーバブル デバイス)」が最上部にあることを確認してください。プラス(+)とマイナス(-)キーで順番の変更を行うことができます。矢印キーを使いエントリーをハイライトし、「Enter」キーを押下し、エントリーを広げ、起動に使用するフロッピードライブが最上部にあることを確認します。
    メモ:BIOSのバージョンにより名前が異なってくることがあります。
  7. 左右矢印キーで「Exit」を選択し、「Exit Saving Changes」を選択(もしくは、「F10」キーを押下)して変更を保存してBIOSを終了します。
  8. 以上でフロッピーディスクから起動します。
    メモ:RTシリーズPXIコントローラを使用している場合はRTシリーズ起動ディスクから起動することができます。


AWARD Software社のCMOSセットアップ ユーティリティー
  1. コントローラを起動(もしくは再起動)します。
  2. コントローラ起動時に「Delete」キーを押下します(コントローラの電源を入れ、黒い背景で白い英数字が表示されている時に、画面の一番下にこのBIOSセットアップに必要なキーが表示されます。例:Press
  3. 左右矢印キーを使い「BIOS Features Setup」セクションへ移動し、「Enter」キーを押下します。
  4. 矢印キーを使い「Boot Sequence」へ移動します。
  5. 「Boot Sequence」A、C、SCSIの順番となっていることを確認します。この順番であればコントローラが通常A:ドライブを使用するフロッピードライブから順番に起動します。メモ:BIOSのバージョンにより名前が異なってくることがあります。
  6. 変更を保存しBIOSを終了します。
  7. 以上でフロッピーディスクから起動します。
    メモ:RTシリーズPXIコントローラを使用している場合はRTシリーズ起動ディスクから起動することができます。



AMBIOS社のAMBIOS HIFLEXットアップ ユーティリティー
  1. コントローラを起動(もしくは再起動)します。
  2. コントローラ起動時に「Delete」キーを押下します(コントローラの電源を入れ、黒い背景で白い英数字が表示されている時に、画面の一番下にこのBIOSセットアップに必要なキーが表示されます。例:Press
  3. 左右矢印キーを使い「Advanced CMOS Setup」セクションへ移動し、「Enter」キーを押下します。
  4. 「Boot Sequence」A:、C:、CDROMの順番となっていることを確認します。この順番であればコントローラが通常A:ドライブを使用するフロッピードライブから順番に起動します。メモ:BIOSのバージョンにより名前が異なってくることがあります。
  5. 変更を保存しBIOSを終了します。
  6. 以上でフロッピーディスクから起動します。
    メモ:RTシリーズPXIコントローラを使用している場合はRTシリーズ起動ディスクから起動することができます。


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報告日時: 05/01/2000
最終更新日: 11/29/2006
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