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Prescalingというタイムベース周波数よりも、高い周波数でカウントができる方法があると聞きましたが、どのような方法なのですか?
Prescalingというタイムベース周波数よりも、高い周波数でカウントができる方法があると聞きましたが、どのような方法なのですか?
ハードウェア: Counter/Timers (TIO)>>Devices>>PCI-6601
問題: Prescalingという、タイムベース周波数よりも、高い周波数でカウントができる方法があると聞きましたが、どのような方法なのですか?
解決策: NI-660x系のカウンタボードには、Prescalingという機能があります。この機能は、通常のマスタータイムベース(20MHzもしくは80MHz)よりも、高周波(60MHzまたは、128MHz)でのカウントをすることができます。
このPrescalingの手法は、高周波の分周機能を持つPrescaler Counter(プリスケーラーカウンタ)を、NI-TIOのカウンタチップの直前に入れることにより可能となります。
このPrescaler Counter(プリスケーラーカウンタ)は、カウンタ分解能を、1もしくは3ビットに設定することができ、毎回カウント値がターミナルカウント(2もしくは、8カウント)に達するたびに、1パルスを生成しNI-TIOチップに流します。このため、NI-TIOチップは、プリスケーラーカウンタによって、実際のカウントの1/2もしくは、1/8に分周された信号を読み取ることになります。ここで、注意しないといけない点は、プリスケーラーカウンタからは、直接カウント値を読み出せないため、実際に読み取れるカウント値が、1ビット分解能の場合は0,2,4,6,8・・・、そして、3ビット分解能の場合には0,8,16,24,32・・・となってしまう点です。
通常、このPrescaling機能は、反復性の高いデジタル信号の周波数測定に使用されますが、シンプルなイベントカウントにも使用することが出来ます。しかし、その際、プリスケーラーカウンタの分解能によって、1ビット場合には最大1、そして3ビットの場合には最大7カウント分のエラーが含まれてしまいます。
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報告日時: 11/06/2002
最終更新日: 08/06/2004
ドキュメントID: 2R59AVKZ
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