SCXI-1140とSCXI-1141/1142/1143のカスケード接続方法。



ハードウェア: SCXI>>Modules>>SCXI-1140

問題:
SCXI-1140とSCXI-1141/1142/1143をカスケード接続したいのですがどのように接続しますか。

解決策:
SCXI-1142はベッセルフィルタで位相情報を保持します。ローパスフィルタモジュールであるSCXI-1141/1142/1143とSCXI-1140モジュールのカスケード接続がSCXI-1140を使用した同時トラックやホールド機能で信号の位相情報を取得を目的とした場合、弊社はカスケード接続ではなく、SCXI-1142のベッセルフィルタの使用を推奨します。

SCXI-1140とSCXI-1141/1142/1143を物理的に接続するにはSCXI-1352(Cascading Cable Kit: part number 776575-52)を使用する必要があります。この製品は片側に50ピンのリボンケーブルを持ち、SCXI-1141/1142/1143モジュールの背面と接続します。またもう片側の16ピンをSCXI-1140モジュールの内部のJ1コネクタ部に接続します。SCXI-1349ケーブルアセンブリはSCXI-1140モジュールの背面に接続しデータ集録用デバイスに接続します。詳細はリンク先にあるSCXI-1352 installation guideをご覧ください。

Note:SCXI-1141/1142/1143とカスケード接続できるのはSCXI-1140のリビジョンがFかそれ以上のものになります。リビジョンがF以前の場合、SCXI-1352ケーブルを接続する内部コネクタのJ1がありません。

弊社のMeasurement & Automation Explore(MAX)でデバイスとインターフェースを選択し、右クリックから新規作成でSCXIシャーシを追加してください。ウィザードの指示に従い自動検出でモジュールを構成してください。SCXI-1140モジュールを選択し、プロパティを開き、SCXI-1140がデータ集録用デバイスに接続されマルチプレクスモードで動作するように構成してください。次にSCXI-1141/1142/1143を選択し、プロパティを開きSCXI-1141/1142/1143の接続先をなしにし、パラレルモードで動作するように構成してください。例えば、SCXIシャーシのスロット2に挿入されているSCXI-1142(SCXI-1140はスロット1に挿入されています。)のチャンネル3からデータを集録する場合チャンネル文字列としてob0!sc1!md1!3を指定します。

LabVIEW6iかそれ以降のバージョンではSCXI-1140とSCXI-1142をカスケード接続した際に使用できるサンプルをご用意しています。これらのサンプルはLabVIEWのヘルプメニューからサンプルの検索を選択しサンプルファインダを起動して検索してください。また、KB 2CIC9GX4:Cascading Configurations with SCXI Modules and Example Programsにもサンプルがございます。リンクを以下に載せておきますのでご参照ください。

関連リンク:
Developer Zone Tutorial: Cascading SCXI Modules
Product Referece: CXI-1352 Module-Cascading Cable Assembly Installation Guide
KnowledgeBase 065GM6NI: "Valid SCXI Channel String Arrays under LabVIEW"
Products & Services: SCXI-1140
Products & Services: SCXI-1141
Products & Services: SCXI-1142
Products & Services: SCXI-1143
Products & Services: SCXI-1352


添付:





報告日時: 02/13/2001
最終更新日: 12/31/2007
ドキュメントID: 26CDD2WZ