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16ビットDAQボードとSCXIの精度に関して



ハードウェア: SCXI

問題: 現在、SCXIと16ビットのDAQボードを組み合わせて使用しております。スペック的には、SCXIのモジュールとしては最高333KS/s、そしてDAQボードとしては最高200KS/sで集録を行うことが可能なはずですが、100KS/s以上のサンプリングレートで実際に集録を行うと正確な値を読むことができなくなってしまいます。

解決策:

ほとんどのアナログ入力SCXIモジュール(サンプルとホールド用のモジュール以外)は、増幅器が落ち着くまで多少の時間(セトリングタイム)が必要なため、正確なアナログ入力値を読み取るために、スペックよりも余分な時間がかかることが一般的です。
仕様書に書かれている最大サンプリングレートは、12ビットのDAQにおいての測定結果から算出された値であるため、16ビットDAQ使用した場合には異なった値になってしまいます。このため、16ビットDAQボードを使用し、正確なアナログ入力値を読み取りたい場合には、サンプリングレートを落とす必要があります。

16ビットのDAQボードを使用し計測を行う場合には、少なくとも10usの時間が必要とされるため、実質上の最高サンプルリングレートは約100KS/sとなります。この速度よりも速く計測を行うことも可能ですが、集録されたデータは、16ビットの精度を持たないデータとなってしまいう可能性があります。



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報告日時: 07/11/2002
最終更新日: 02/20/2004
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