NI 5122デジタイザのAC振幅確度



ハードウェア: Modular Instruments>>High-Speed Digitizers (Scopes)>>PCI-5122, Modular Instruments>>High-Speed Digitizers (Scopes)>>PXI-5122

問題: NI 5122の仕様書では、50 kHzの周波数のみでAC振幅確度を確認することができますが、50 kHz以上の周波数での確度仕様はどこで見つけられますか?

解決策:

絶対振幅確度はマニュアルで提供している相対パスバンドフラットネス仕様に関連しています。パスバンドフラットネス仕様はマニュアルから抜粋した下記の図で示しています。この仕様は50 kHzに関連し、従って50 kHz以上の周波数での保証した振幅確度を決定するために使われます。50 kHzはデジタイザのDCおよび低周波数確度から高周波数確度への変移に関するものです。この変移はセルフキャリブレーションで補正されるため、しばしばセルフキャリブレーション(特に温度変化時)は重要となります。これは保証されておりませんが、セルフキャリブレーションで、デジタイザの帯域幅よりかなり低い周波数は確度において50 kHzと同様であるべきです。

仕様書のパスバンドフラットネス仕様

AC振幅確度セクション下で提供された50 kHzの絶対確度仕様に以下の相対確度を適用する必要があります。例えば、フィルタオフの総合確度の場合は、0.4 dB (パスバンドフラットネネス仕様) + 0.09 dB(1MΩ) (AC振幅仕様) = 0.49 dBとなります。これは全帯域幅(DCから100 MHz)に渡り確度計測したものです。



関連リンク: 製品リファレンス: NI PXI/PCI-5122仕様

添付:


PassbandFlatness.GIF - PassbandFlatness.GIF



報告日時: 04/15/2006
最終更新日: 07/28/2008
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