X シリーズ DAQ デバイスで二つのアナログ入力チャンネルを異なるサンプリングレートでの集録は可能でしょうか



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>X Series

問題:
2 つのアナログ入力チャンネルを異なるレートで集録する (独立した動作) アプリケーションを作成する予定です。X シリーズマルチファンクション DAQ カードはこのアプリケーションに使用できますでしょうか。 例えば 1 つのチャンネルを 1kS/s で集録し、もう 1 つのチャンネルを 5kS/s で NI USB-6353 X シリーズ DAQ カードを使用して集録することは可能でしょうか。

解決策:
X シリーズ DAQ カードでは異なるチャンネルで異なるサンプリングレートで集録することができません。いくつかの X シリーズカードはマルチプレクサの構造を採用していて、1 つの A/D 変換器とオンボード計装用アンプを使用します。これらのコンポーネントは各チャンネルはスイッチやマルチプレクサを使用して共有されています。その他の X シリーズ DAQ カードは同時サンプリングの構造で、各チャンネルに専用の ADC (A/D 変換器) と計装用アンプがあります。X シリーズ DAQ カードの構造にかかわらず、1 つのボードでは異なるサンプルレートで集録することはできません。

しかしながら最新版の cDAQ シャーシ (NI cDAQ-9174, NI-cDAQ 9178) では複数のアナログ入力 C シリーズモジュール (最大 3 個まで) を cDAQ シャーシで異なるレートで実行させることが可能です。その他の代替策としては再構成可能 I/O (RIO) FPGA デバイス (例 NI PXI-7851R) を使用し、アナログ入力のチャンネルすべてを独立したサンプリングレートで実行させることが可能です。



関連リンク:

AE KB 3E5E6MPK: Can I Sample Different Channels at Different Rates with my Multifunction DAQ device?

NI USB-6353 - X Series Data Acquisition



添付:





報告日時: 02/02/2011
最終更新日: 03/27/2011
ドキュメントID: 5I16E55B