Archived: お知らせ:ソフトウェアの問題でMAXの設定が破損する可能性について(PXI、VXI、MXI)

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使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.6
使用ソフトウェア・バージョンに特化: 8.6.1
二次のソフトウェア: N/A

問題:
ナショナルインスツルメンツはこの度、ドライバソフトウェア「NI-DAQmx 8.6.0f12」におきまして、NI-DAQmxドライバ、あるいはNI-DAQmxをアップデートするドライバをアップグレードする際に、Measurement & Automation Explorer (MAX)の設定データを破壊する可能性があることを確認しました。本件につきましては、ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことのないよう品質管理体制を一層強化し再発防止に万全を期す所存でございます。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

警告: 今回確認されましたエラーにより、データの損失、破壊、コンピュータのソフトウェアシステムへのダメージ(システムのクラッシュ、ハードウェア/ソフトウェアシステム障害、電子監視/電子制御デバイスの誤作動、不具合など)が発生する可能性があります。物的損害、人的損傷(肉体的損傷または死亡)などの危険を回避するためにも、お使いの製品が「該当製品」に含まれるかどうかをご確認いただき、以下の「対処方法」に従って必要な措置を講じていただけますようお願い申し上げます。

以下の情報を注意してお読みいただき、本件に関して何らかの措置が必要かどうかご確認ください。

該当製品
以下の製品にNI-DAQmx 8.6.0f12がインストールされた状態で届いている場合、または同梱されている2007年11月版デバイスドライバCDからNI-DAQmx 8.6.0f12をインストールした場合は、本件による影響を受ける可能性があります。

PXI組込型/ラックマウント型コントローラ、VXI組込型コントローラ
製品 製品番号
PXI-817x組込型コントローラ 778466-02, 778467-02, 778468-02, 778824-33, 778755-33, 778842-33, 779961-33, 779962-33, 778755-01, 778755-02, 778824-01, 778824-02, 778825-01, 778825-02, 778842-01, 778842-02, 779755-01, 779755-02, 779842-01, 779842-02
PXI-818x組込型/RTコントローラ 778824-33, 778755-33, 778842-33, 779961-33, 779962-33, 778755-01, 778755-02, 778824-01, 778824-02, 778825-01, 778825-02, 778842-01, 778842-02, 779755-01, 779755-02, 779842-01, 779842-02
PXI-819x組込型コントローラ 779910-33, 779911-33, 779912-33, 778962-03, 779910-01, 779911-01, 779911-11, 779912-01
PXI/PXIe-81xx組込型/RTコントローラ 779886-33, 779887-33, 780032-33, 779915-01, 779710-01, 779711-01, 779886-01, 779887-01, 779917-01, 779917-11, 779918-01, 779920-01, 779921-01, 780031-01, 780032-01
NI 835xラックマウント型コントローラ 779073-01, 779712-01, 779712-320, 779712-500, 779075-01, 779713-01, 779713-320, 779713-500, 779714-01, 780062-01, 780061-01, 780061-02, 780062-33
VXIコントローラ 778295-01, 778295-03, 778296-01, 778296-03, 778299-01, 779523-01, 779523-02, 779524-01, 779524-02, 779525-01, 779525-02

MXIリモートコントローラ
製品 製品番号
MXI-4リモートコントローラ 778640-03, 778641-10, 778955-01, 778955-02, 778956-01, 778957-01, 778958-01, 778010-03
MXI-Expressリモートコントローラ 779503-03, 779505-03, 779505-30
ExpressCardリモートコントローラ 779507-01, 779507-03

PXIシャーシキット
製品 製品番号
PXI-1044 192590A-01, 779218-01
PXI-1045 192591A-01, 778645-31, 778645-01, 778645-03
PXI-1056 194034A-01, 779406-01
PXI-1033 779758-01, 779759-01

2007年11月版デバイスドライバCDから以下のいずれかの製品をインストールした場合も、NI-DAQmx 8.6.0f12がインストールされる場合があるため、この問題を引き起こす可能性があります。

NI-DAQmx 8.6 NI-RFSA 2.0.6
NI-DCPower 1.1.2 NI-RFSG 1.3
NI-DMM 2.7.2 NI-Scope 3.4
NI-FGen 2.5 NI-Switch 3.6.1
NI-HSDIO 1.5.2  

NI-DAQmx 8.6.0f12がシステムにインストールされていない場合
Normal;NI-DAQmx 8.6.0f12をインストールしないでください。その代わりに、NI-DAQmx 8.6.0f7以前のバージョンのNI-DAQmxもしくはNI-DAQmx 8.6.1以上のバージョンをインストールしてください。これらのバージョンをお持ちでない場合は、以下の「代替ドライバのリクエスト方法」をご覧ください。

NI-DAQmx 8.6.0f12がシステムにインストールされている場合
この問題の影響を受けているかどうか、また、この問題にどのように対処すればよいか以下の手順に従って確認する必要があります。また、NI-DAQmx 8.6.0f12をアンインストールする必要があるかどうかも確認してください。

解決策:
本セクションで提供している情報は次のとおりです。

システムがこの問題の影響を受けるかどうかの判断方法
NI-DAQmx8.6.0f5、NI-DAQmx8.6.0f6、NI-DAQmx8.6.0f7がインストールされたシステムにNI-DAQmx8.6.0f12を上書きインストールしてアップグレードした場合、そのシステムはこの問題の影響を受けます。Measurement & Automation Explorer (MAX)のソフトウェアカテゴリを展開することによって、現在インストールされているNI-DAQmxのバージョンを確認することができます。
追記:現時点でNI-DAQmx8.6.0f12がインストールされている場合は、この文書に添付されているユーティリティを実行することによりNI-DAQmx 8.6.0f5、NI-DAQmx 8.6.0f6、またはNI-DAQmx 8.6.0f7が過去にインストールされたかどうかを確認することができます。

この問題の影響を受けている場合、どのようにしてシステムを修復すればよいか
システムがこの問題の影響を受けている場合、Measurement & Automation Explorer (MAX)が破損している可能性があります。この破損はすぐに目に見えるような形ではないかもしれませんが、症状が顕在していない状態であっても以下の手順を実行することを推奨します。

注意: 以下の手順を実行することにより、設定内容が全て削除されます。次回MAXを起動する際に、全てのハードウェアを再構成してください。

以下の手順を実行して、MAXの設定情報を削除してください。

  1. 全てのNI製ソフトウェアを終了してください。
  2. 以下の手順でコマンドウィンドウを起動してください。
    1. Windowsのスタートメニューで、"ファイル名を指定して実行(R)..."をクリックします。
    2. "cmd"と入力して、OKボタンを押します。
    3. "net stop mxssvr"
    4. と入力して、Enterキーを押します。この手順でMAX データベースサービスを停止します。もし他のサービスも停止するよう問い合わせが出た場合には、そのサービスも停止してください。
    5. "exit"と入力してEnterキーを押し、コマンドウィンドウを終了します。
  3. MAXのdataフォルダの位置を確認します。
    • WindowsXPまたはWindows 2000の場合:
      1. C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\National Instruments\MAX\Data\を開きます。
      2. Application Dataフォルダは隠しフォルダになっています。隠しフォルダを表示させるには、メニューバーの"ツール"の中にある"フォルダ オプション"タブから、"隠しファイルを表示"オプションを選択する事で表示させることができます。
    • Windows Vistaの場合:
      1. C:\ProgramData\National Instruments\MAX\Data を開きます。
      2. もしフォルダが見えない場合は、Cドライブを開いた上で、メニューバーから 整理 >> フォルダと検索のオプション >> "表示"タブをクリックしてください。
      3. "隠しファイルとフォルダを表示する"オプションを選択してください。
      4. "保護されたシステムファイルを表示しない"オプションをオフにしてください。
  4. dataフォルダを削除します。
  5. コンピュータを再起動します。

PXI及びデスクトップ用Real-Timeシステムを利用している場合の手順
PXI及びデスクトップ用Real-Timeシステムをご利用の場合、KnowledgeBase  4GC9B2QA: NI-DAQmx8.6.0f12のPXI及びデスクトップ用Real-Timeシステム上での使用についてをご参照の上、この問題の影響を受けるかどうか、受ける場合は復旧の手順をご確認下さい。

この問題の他システムへの影響を防ぐ方法
もし以下のいずれかに当てはまる場合は、必ずNI-DAQmx8.6.0f12をアンインストールしてください。

NI-DAQmx8.6.0f12をインストールする代わりに、NI-DAQmx8.6.0f7以前のバージョンか、NI-DAQmx8.6.1をインストールする事を推奨します。もしこれらのバージョンをお持ちでない場合は、ページ下部に記載のリンクをご参照下さい。

FIS(システムインストールサービス)を利用した場合、もしくはPXIのシステム機能テストを受けた場合の対処法
この問題による影響を受けているドライバのインストーラがシステムにインストールされている可能性があります。
  1. C:\Images\NIDrivers\DriverCD を開きます。
    • DCD-Nov07という名前の付いたフォルダが見つかったら、インストールされているドライバは2007年11月版のものということになります。この問題による影響を受けていますので、これらのフォルダを削除してください。
    • DCD-Nov07という名前の付いたフォルダが見つからない場合、この問題による影響を受けていないドライバを使用していることになります。以下の手順は必要ありませんので飛ばしてください。

  2. PXIシステムには、システムに付いてくるのと同じデバイスドライバの入ったリカバリイメージがインストールされています。手順1で、お使いのシステムがこの問題の影響を受けていると判断された場合は、当該リカバリイメージをシステムの復旧に使用することは、今後必要のない限り避けてください。また、リカバリCDには、この問題による影響を受けているソフトウェアが含まれているため、これも破棄してください。リカバリイメージを使用すると、NI-DAQmx 8.6.0f12が再インストールされてしまいます。まだリカバリイメージを使用していない場合は、この問題による影響を受けないよう、すぐにNI-DAQmx 8.6.1にアップグレードしてください。
代替ドライバのリクエスト方法
NI Q4ドライバメディア リプレイスメントディスクを請求
2007年12月版デバイスドライバのダウンロード(1.6 GB)
NI-DAQmx 8.6.1のダウンロード

ご不明な点などございましたら、日本ナショナルインスツルメンツ 技術サポート部までご連絡ください。

サポートリクエストを作成する



関連リンク:

添付:


DAQmxDetect_P.exe


報告日時: 12/26/2007
最終更新日: 12/26/2007
ドキュメントID: 4GGA8UQA