FieldPointの許容過電圧と絶縁と耐絶縁(動作電圧)の違いは?



ハードウェア: FieldPoint>>Controllers/Network Modules>>FP-1000

問題: FieldPointの許容過電圧と絶縁と耐絶縁(動作電圧)の違いは?

解決策: 許容過電圧(Overvoltage protection): 入力回路にダメージを与えることなく、 チャネルの入力端子とターミナルベースの共通端子(C端子)間に入力可能な最大電圧差です。

絶縁(Isolation): 入力回路にダメージを与えることなく、 ターミナルベースの共通端子(入力モジュールのGNDレベル)とネットワークモジュールからのバックプレーンのGND(ネットワークモジュールのGNDレベル)間に生じてもよい最大電圧差です。

耐絶縁(Safety Isolation)もしくは動作電圧( Working Voltage): 人のための正確な測定および安全な労働条件を満たすための、 ターミナルベースの共通端子(入力モジュールのGNDレベル)とネットワークモジュールからのバックプレーンのGND(ネットワークモジュールのGNDレベル)間に生じてもよい(安全規格に基づく)最大電圧差です。

注意:ひとつのFieldPointのバンクは10のモジュールから成り立ち、それぞれ電気的に絶縁されたGNDを持ちます。 ネットワークモジュールは電源から電力を共有するため、電源のGNDと同じGNDを持ちます。このGNDはバックプレーンのGNDと電気的に接続されます。 各ターミナルベースはそれぞれ共通端子(C端子)をもち、入力/出力モジュールの絶縁のために使用されます。 絶縁を必要でないシステムではネットワークの電源端子から各ターミナルベースの電源端子(COM端子(C端子)とVsup端子(V端子))を配線する場合があります。 この場合、同じ電源からすべてのモジュールに電力を供給することが可能です(電源電力が各モジュールとアナログ出力の供給を満たしている必要があります。)。 バックプレーンと入力/出力回路それぞれに存在するGNDがひとつになります。 これによりモジュール間の絶縁がなくなります。 もっとも効果的な絶縁方法は、ターミナルベースの電源端子をいっしょに接続しないことです。 各出力モジュールは別々に電源を供給してください。 通常の絶縁方法では、ネットワークモジュールに電源をひとつ、アナログ出力モジュールに電源をひとつ用意します。 (二つの独立したGND(ひとつのバックプレーンのGNDとアナログ出力のGND)が存在します。)


関連リンク: AE KB 1RL9K2US : What is the Difference between Overvoltage Protection, Isolation and ...

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報告日時: 08/15/2002
最終更新日: 08/15/2002
ドキュメントID: 2OE2BOW6