どのようにDSAボードをその他のDSAボードまたはその他のデータ集録ボードとNI-DAQmxを使用して同期することができますか?



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問題: どのようにDSAボードをその他のDSAボードまたはその他のデータ集録ボードとNI-DAQmxを使用して同期することができますか?

解決策:

DSAデバイスに搭載されているADコンバータはデルタ-シグマADコンバータと呼ばれるクラスに属します。
デルタ-シグマコンバータにある特徴の一つにオーバーサンプルクロックを使用して変換を行っています。
オーバーサンプルという名前が示唆しているように、オーバーサンプルクロックの信号の物理的周波数はサンプルレートより早くなっています。
単一のDSAデバイスがデータを集録しているとき、
高周波数のオーバーサンプルクロックはデバイス上のDDS (Direct Digital Synthesis)チップによって生成されています。
複数のDSAデバイスが同期されているのであれば、デバイスはオーバーサンプルクロックを共有し、集録の同期を確実にさせます。
オーバーサンプルクロックの詳細についてはデバイスのユーザーマニュアルを参照してください。

NI-DAQmxではオーバーサンプルクロックはSampleClock TimeBaseより生成されます。 
PXIではこのラインはスロット2からしか、PXI Star trigger lineへのドライブはできません。 
PCIではSample Clock TimebaseはRTSI 8のみにルートさせることができます。

DSAデバイスはサンプルクロックを外部に出力できます。この信号は変換が起こるたびに論理ハイになります。
PXIではこの信号はどのPXIのトリガラインにもルート出来ますが、PXI Starにはルート出来ません。PCIではRTSIラインの0-6にルートさせることができます。

これらのクロック信号はDSAデバイスをその他異なるデバイスと同期をさせるときに重要になります。
以下の例はNI-DAQmxを使用した基本出来なDSAの同期をおこうなう方法になります。

複数のNI-447xもしくはNI-446xデバイスとのアナログ入力の同期
NI-DAQmxに付属のサンプルで、マルチデバイスと呼ばれています。

Sync-AI-Shared Timebase & Trig-DSA VIは
C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 7.1\examples\DAQmx\Synchronization\Multi-Device.llb
のディレクトリにあります。

Sync-AI-Shared Timebase & Trig-DSA VIは
C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 7.1\examples\DAQmx\Synchronization\Multi-Device.llb
のディレクトリにあります。

複数NI-4462デバイスでのアナログ入出力の同期
NI-DAQmxに付属のサンプルで、マルチデバイスと呼ばれています。

Sync-AI and AO-Shared Timebase & Trig-DSA VIは
C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 7.1\examples\DAQmx\Synchronization\Multi-Device.llb
のディレクトリにあります。

その他のデバイスに関しては下記のリンクをご覧ください。
Synchronizing Analog Input on a NI-447x or NI-446x Device with a MIO Device at the Same Rate:
Sync AI of DSA with MIO at Same Rate in LabVIEW

Synchronizing Analog Input on a NI-447x or NI-446x Device with a MIO Device at Different Rates:
Sync AI of DSA with MIO at Different Rates in LabVIEW

Synchronizing Analog Input on a NI-447x or NI-446x Device with a Pulse Generation from a Counter:
Sync AI of DSA with Pulse Generation of Counter in LabVIEW

Manually Exporting Timing Signals from NI-447x or NI-446x Devices:
Manual Exporting Timing Signals from DSA Devices in LabVIEW

NI-DAQmx 8.0以降はマルチデバイスタスクと呼ばれるDSAデバイス間の同期を簡単にする機能が追加されました。この機能は自動的にNI-DAAmxタスク内で指定されたDSAデバイス間のSample Clock Timebase、同期パルス、スタートトリガを自動的に共有します。



関連リンク:

添付:





報告日時: 10/15/2004
最終更新日: 02/28/2010
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