Archived: カラーカメラの画像がMAXで白黒で表示される

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使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 2.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
MAXでカラーカメラからの画像を集録する場合、画像の集録自体は行えるが、画像が白黒として集録されます。ビデオモードを変更しようとするが、8-ビットモノクロまたは16-ビットモノクロのオプションしかありません。カメラはカラーであることは間違いありません。カラーの画像を集録できないのはなぜでしょうか?

解決策:
カメラにはカラーセンサがあるが、カメラからの出力画像がバイヤ(bayer)フォーマットにエンコードされている可能性があります。エンコードされているかを確認するためには画像を拡大してみてください。通常、このような画像はチェッカー盤のようなパターンとして表示されます。下記の例は集録した画像と拡大したものです。

集録した画像
Original image

右下の角の部分を拡大した画像
Zoomed In

バイヤデコーディングした画像(チェッカー盤パターン)
Bayer decoded image

バイヤエンコーディングは集録したカラー画像を8-ビットまたは16-ビットモノクロフォーマットで送信するようにしています。従って、MAXではこの二つのモードしか選択できません。

NI-IMAQフレームグラバー(アナログ、カメラリンク、パラレルデジタル)用のバイヤデコーディング機能はMAXでは対応していません。デコード操作はLabVIEW、C++、Visual Basic等のプログラムの方でIMAQ Bayer 関数を使用して行う必要があります。以下のサンプルではバイヤデコーディング方法を紹介しています。

Developer Zone Example: Bayer Examples
Developer Zone Example: MAQ Snap Examples

IMAQ for IEEE 1394のバージョン2.0以降で対応のFirewireカメラを使用された場合は、ドライバはバイヤデコーディングが可能であるため、MAX内でもカラー画像として集録可能です。

バイヤエンコーディングの詳細にに関しては下記のリンクを参照してください。 

関連リンク:
Developer Zone Tutorial: Bayer Encoding for Color Images

添付:





報告日時: 01/05/2005
最終更新日: 12/14/2007
ドキュメントID: 3H4F8GL6