cRIO-9853でCAN通信のエラーカウント値を取得する方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: LabVIEW Modules>>LabVIEW FPGA Module
ハードウェア: CompactRIO

問題: cRIO-9853でCAN通信を行っています。
PCI-CANなどのボードでは、CAN get property.vi(チャンネルAPI/channel API)や ncGetAttr.vi(フレームAPI/frame API)でエラーカウント値が取得できましたが、cRIO-9853でもCAN通信のエラーカウント値を取得することはできますか?
また、その方法は?

解決策: cRIO-9853でもエラーカウント値を取得することができます。
cRIO-9853の場合は、CAN get property.vi(チャンネルAPI/channel API)や ncGetAttr.vi(フレームAPI/frame API)ではなく、FPGA I/O プロパティノード(FPGA I/O Property Node )を使います。

1.cRIO-9853をターゲットとしたFPGAのプログラムのブロックダイアグラムで、
 FPGA I/Oパレットを開きます。

2.FPGA I/O Property Node を選び、ブロックダイアグラムに配置します。

3.FPGA I/O Property Node のプロパティで、
 Transmit Error Counter、または、Receive Error Counterを選びます。

FPGA I/O プロパティノードを、上記のように設定するとcRIO-9853でCAN通信のエラーカウント値を取得することができます。

エラーフレームに関する情報の取得は、現在(2006年5月)のバージョンのドライバ、NI 985x Software Version 1.0 for Windows 2000/XPではできません。 今後、対応する方向ですが、いつ、どのバージョンからになるかは未定です。

関連リンク:
NI 985x Software Version 1.0 for Windows 2000/XP


添付:





報告日時: 05/16/2006
最終更新日: 05/17/2006
ドキュメントID: 3XFK5V8V