Archived: VxWorks Real-TimeコントローラのUSBポートの使用

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ハードウェア: Compact FieldPoint>>Controllers, CompactRIO>>Controllers>>cRIO-9014, CompactRIO>>Controllers>>cRIO-9012

問題:
VxWorksオペレーティングシステムがインストールされたcRIO-901x、cRIO-902x、またはcFP-22xxコントローラでUSBポートを使用したいと考えています。
これらのコントローラのUSBポートには、どのような機能や制限がありますか。

解決策:

LabVIEW Real-Time 8.2

LabVIEW Real-Time 8.2を実行するすべてのReal-Timeターゲットは、VxWorksオペレーティングシステムのバージョン6.1を使用しており、このバージョンでは厳格なUSBドライバ仕様が採用されています。VxWorks 6.1に付属するホストコントローラドライバは、異なるUSBデバイスに対して厳密にタイプキャストされたコンポーネントを使用します。このため、WindowsやLinuxで使用できる大容量ストレージデバイスでも、VxWorks 6.1では使用できない可能性があります。

LabVIEW Real-Time 8.5以降

LabVIEW Real-Time 8.5以降を実行するすべてのReal-Timeターゲットは、VxWorksオペレーティングシステムのバージョン6.3を使用します。このバージョンでは、USBホストコントローラドライバのパラメータが、より広範囲の値に対応するように更新されています。これにより、FAT16およびFAT32ファイルシステムにフォーマットされたUSBフラッシュドライブやUSB-IDEアダプタなどの大容量ストレージデバイスが利用できます。

上記の両方のケースでは、デバイスが接続されるとコントローラの U:\ ドライブにマッピングされます。お使いのデバイスをUSBストレージデバイスとして認識するには、以下の点に注意してください。

ストレージデバイスがcRIOやcFPコントローラで動作するかどうかは、Windowsコンピュータに接続して確認することができます。デバイスは正しく認識され、マイコンピュータの下にドライブとして追加されるはずです。

コントローラと共に出荷されるサポートソフトウェアは、USB大容量ストレージデバイスに限定されています。これらのコントローラに対応する、その他のUSBドライバは開発されていません。そのため、コントローラはそのままではUSBポートを通じて汎用USBデバイスと通信することはできません。カスタムUSBドライバを開発することは可能ですが、これにはWindRiver VxWorksの開発環境を使用する必要があります。

関連リンク:
KnowledgeBase 2KM92E5F: Using FTP to Access and Use the External CompactFlash or USB Drive on a Real-Time Controller
外部リンク: WindRiver USB for VxWorks 6
技術サポートデータベース 4LRA4IQ0: Real-Timeコントローラのオペレーティングシステム(OS)

添付:





報告日時: 07/20/2007
最終更新日: 01/13/2010
ドキュメントID: 4BJHB69X