cRIOからホストPCへのデータ転送方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.2
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: LabVIEW Modules>>LabVIEW Real-Time Module
ハードウェア: CompactRIO>>Analog Input Modules

問題: cRIOのデータをホストPCに転送しようと思っています。どのように行うのが高速ですか?

解決策:

cRIOからホストPCにデータを転送する方法はいろいろありますが、高速な転送を行うためには、DMA FIFOやRT FIFOといったものを使う必要がります。

cRIOは、FPGAデバイスとRTコントローラが組み合わされているデバイスですので、集録データの転送を行う際には、以下の二つの手順が必要です。

1.FPGA → RTコントローラ

2.RTコントローラ → ホストPC

 

1.FPGA → RTコントローラの転送では、DMA FIFOを使う方法が高速です。

2.RTコントローラ → ホストPCの転送では、RT FIFOを有効にしたシェア変数を使います。

 

RTやFPGAのVIをホストPCでフロントパネルを開いて実行すると、
フロントパネルのデータを更新するための負荷が非常に大きくなりますので、
速度をより高める場合は、RTやFPGAのVIのフロントパネルを開かないで実行するように、
自動実行させるか、制御器・表示器をなくしてしまうかなどを行ってください。

添付のサンプルは、LV8.2で作成しました。

 NI 9004と NI 9103のSLOT4にNI 9215を挿入して動作確認しています。



関連リンク:

Using the LabVIEW Shared Variable

 Using DMA FIFO to Develop High-Speed Data Acquistion Applications for Reconfigurable I/O Devices



添付:
cRio Communication.zip




報告日時: 09/05/2007
最終更新日: 09/13/2007
ドキュメントID: 4D4K9O8V