Archived: GPIB-USB-Bのグラウンドと絶縁について

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ハードウェア: GPIB>>External Controllers/Convertors>>GPIB-USB-B, Signal Conditioning Other>>6B Series

問題:
GPIB-USB-Bを使用したいのですが、PCと計測器に電位差があります。USB-GPIBはUSB側とGPIB側で電気的に絶縁されているのでしょうか。

解決策:
いいえ。GPIBハードウェアは絶縁機構を持っておりません。グラウンド間に電位差があるシステムで使用した場合、電位差によってGPIBハードウェアが損傷を受ける可能性があります。PCI-GPIBを使用した場合にも計測器との間に電位差起こる可能性がありますが、電位差はPCの筐体などによる別のグラウンド経路に依るものとなるため、PCI-GPIBでは問題が発生しません。

GPIBハードウェアまたはその他のシステム内のデバイスの損傷を防ぐためには、以下のいずれかの対策を行って下さい。

GPIB-120Aを使用して下さい。1600Vまでの電圧に対して絶縁されております。弊社Webサイトにてご購入頂けます。

GPIB-140Aをペアで使用して下さい。これはGPIBバスを光ケーブルを用いて延長するものです。GPIB信号は両端で光信号に変換されるため、両端でのグラウンド電位はそのまま保たれます。GPIB-140Aも弊社Webサイトにてご購入頂けます。

GPIB-USB-Bでは、絶縁型のUSBハブを使用して下さい。弊社では用意しておりませんので、市販品をご利用下さい。

システム内のすべての部位でグラウンド電位が一定となるようにセットアップし、システム内での電位差の発生を防止して下さい。

関連リンク:
Product Catalog: GPIB-120A、GPIBエクスパンダ･アイソレータ Product Catalog: GPIB-140A、光ファイバエクステンダ KnowledgeBase 2WSFACDS: 電源の再投入あるいは、計測器を切り離した後、GPIB-USB-Bが作動しません。 KnowledgeBase 2TU8722Y: Do the ports of the ENET or USB Serial boxes provide isolation?

添付:





報告日時: 06/16/2004
最終更新日: 12/04/2006
ドキュメントＩＤ: 3AFDDRYF