LabWindows™/CVIで表示不可能なASCII文字を使用する



使用ソフトウェア: LabWindows/CVI Development Systems
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: GPIB, Serial

問題:
LabWindows/CVIアプリケーションでシリアル、GPIBのようなさまざまな通信プロトコルを利用する際に表示不可能なASCII文字を書き込む必要があります。LabWindows/CVIコードに表示不可能なASCII文字を含めるにはどうすれば良いですか?


解決策:
LabWindows/CVIで文字列に表示不可能なASCII文字を挿入するには2通りの方法があります。1つ目は、対象の文字を表すためにバックスラッシュと8進数ををコードに使用する方法です。以下の例は、ASCII文字のテキスト開始を意味する"STX"を表すためコードに"\002"を使用しています。または、データリンクエスケープを意味する"DLE"を表す"\020"でも構いません。このように直接文字列に入力することができます。
    writebuffer[7]="\002Hello\003";
2つ目の方法は、対応する10進数で特定の文字を定義する方法です。以下の例は、ASCII文字のエスケープを意味する"ESC"を表すためコードに27を使用しています。または、削除を意味する"DEL"を表す127でも構いません。
    writebuffer[0]=27;

この方法で数値を括るように引用符(")を使用してはいけません。文字列に"27"と定義してしまうと、ASCIIの"ESC"ではなくなります。

メモ: 日本語用の文字コードのなかには、バックスラッシュの代わりに円記号で表示されるものがありますのでご注意ください。



関連リンク:
技術サポートデータベース 5S6G3T77: ASCII文字コード対応表

添付:


ascii.c - ascii.c


報告日時: 04/23/2001
最終更新日: 06/19/2012
ドキュメントID: 28MFT2SG