LabVIEW RTでモジュラー計測器のエクスプレスVIは使えますか?



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 7.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化:
二次のソフトウェア: N/A

問題:

DMM、関数発生器、Scope、DCPowerあるいはHigh Speed Digital I/OのExpressVIを使用しようとすると、対応デバイスがターゲットのリモートシステム上で使えません。モジュラー計測器のExpressVIはLabVIEW RTで使用できますか?



解決策:

現在以下のExpressVIはLabVIEW RTに対応していません:

NI-DMM
NI-FGEN
NI-SCOPE
NI-HSDIO
NI-DCPower

たとえLabVIEWがリモートシステム先へターゲットされたとしても、これらのExpressVIはホストマシン上のデバイスのみを表示します。リモートのデバイスしかない場合、これらのExpressVIは「デバイスが見つかりません」メッセージを返します。

この問題の回避策は二つあります:

  1. ドライバに同梱されているサンプルプログラムを使用します。NI-DMM、NI-FGEN、NI-SCOPE、 NI-DCPowerおよび NI-HSDIOにはサンプルVIが多数同梱されており、それぞれのボードの機能や性能を実装します。これらのサンプルにはウインドウズOSから次の操作手順でアクセスできます。
    スタート プログラム  National Instruments  NI-XXX (XXXはご使用のドライバにより異なります)
  2. これらエクスプレスVIの持つ設定のしやすさがどうしても必要ならば、VIをコードへ変換しリソース名を変更するといった回避策もあります。

     

    1. Scope Express VIをブロックダイアグラムに置き、デバイスが選択されていなくても設定を一通り行います。OKをクリックします。

    2. ExpressVIを右クリックし「フロントパネルを開く」を選択します。このExpressVIを標準サブVIに変換しますか?」と聞かれます。「変換」をクリックします(注意:一度変換するとそのVIはExpressVIに戻すことはできなくなります。)

    3. 変換されたサブVIのブロックダイアグラムを開きます。空欄のリソース名定数があるはずです。空欄を「DAQ::X」に変更します(XはMeasurement and Automation Explorer(以下MAX)でDAQmxデバイスに割り振られているデバイス番号です。たとえばMAX上でご使用のリモートシステム下に表示されるご使用のデバイスに「Dev2」が割り振られていたら、「DAQ::2」と指定します)。

    4. これで新しく構成されたサブVIを使用することができます。

       

 
     

 

 



関連リンク:

添付:


Open_Front_Panel.bmp - Open_Front_Panel.bmp



報告日時: 12/09/2005
最終更新日: 11/22/2008
ドキュメントID: 3S89SCLA