MXI-3、またはMXI-4を使用しての複数のPXIシャーシの接続



ハードウェア: PXI/CompactPCI

問題: 複数のMXI-3もしくはMXI-4のボードをひとつのコンピュータシステム(PXIシャーシ)で使用することはできますか?
また、接続の方法には、デイジーチェーン構成とスター構成がありますが、どのように違いますか?

解決策: 複数のMXI-3もしくはMXI-4のボードをひとつのコンピュータシステム(PXIシャーシ)で使用することができます。
複数のPXIシャーシを接続するときにデイジーチェーン構成とスター構成の2種類の接続方法があります。
(下の画像ファイルを参照して下さい)

デイジーチェーン構成:
デイジーチェーン構成の場合は、複数のPXIシャーシを直列に接続していきます。
システムコントローラから最後のPXIシャーシまでの距離が長くなるので、測定できる距離を長くできます。
デイジーチェーン構成の欠点は、
データ転送レートが一つのPXIシャーシを経由する度に半減してしまうことです。
比較的高速なデータ集録が必要な場合には、
次のスター構成をご使用下さい。

スター構成:
スター構成の場合は、複数のMXI-3またはMXI-4のボードをコンピュータまたはPXIシャーシに挿入し、
ボード毎に一つのPXIシャーシが接続されます。
この構成はパラレルシステムとも呼ばれています。
ボード毎にPXIシャーシが接続されているため、
デイジーチェーン構成のように転送レートが遅くなることがありません。
しかし、スロットの数により接続できるPXIシャーシの数が制限されます。

下記のリンク、「PXI-MXI-3 システム インストールガイド(英語)」に複数のPXIシャーシでの構成手順が掲載しています。


関連リンク:
PXI-MXI-3 システム インストールガイド(英語)
光ファイバ接続のMXI-4とメタルケーブル接続のMXI-4の混在

添付:


DaisyStar.JPG - DaisyStar.JPG


報告日時: 03/15/2002
最終更新日: 10/03/2005
ドキュメントID: 2JE8N76I