Archived: SCC-AI0xモジュールではアナログトリガが動作しません。

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ハードウェア: SCC>>Modules>>SCC-A10

問題: DAQボードをSC-2345と組み合わせて使用するようにし、アクセサリとしてSCC-AI0xを設定する場合、アナログトリガが動作しません。アナログトリガをSCCモジュールで正常に動作させるにはどうしたらよいでしょうか?

解決策: NI-DAQドライバは、SCC-AI0xモジュールのゲインによってアナログ入力電圧に対してスケーリングを行います。よって、アナログ入力を行う時に実際に観察できるのはゲインがかかる後の電圧値になります。アナログトリガ値も同様に、ゲインがかかった後の電圧値に相当するように設定する必要があります。たとえば、ゲインが10の場合、ゲイン前の電圧値に対して0.5Vでトリガをかけたい場合、実際に、0.5 V x 10 = 5 Vの値をトリガ値として指定する必要があります。

回避策:

Traditional DAQ
この場合、かけたいトリガ値をSCCモジュールのゲインで掛け算し、結果の値をアナログトリガ値として指定します。

DAQmx
ナショナルインスツルメンツの最新データ集録ドライバであるDAQmxでは、アナログトリガが正しく動作するようになっています。NI-DAQの場合と違って、アナログトリガの値をゲインで掛け算する必要がありません。DAQmxドライバは自動的にこれを設定します。DAQmxドライバソフトウエアについて詳しく知りたい場合、以下のリンクを参考にしてください。

関連リンク: What is DAQmx?
Overview of Hardware and Software Support in NI-DAQmx

添付:





報告日時: 01/28/2003
最終更新日: 03/09/2006
ドキュメントID: 2TR8KM2G