Mシリーズデータ集録(DAQ)ボードのフィルタのカットオフ周波数



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PXI-6284, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PXI-6281, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PCI-6281, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PXI-6280, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PCI-6280, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PCI-6284, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PXI-6289

問題: 高確度MシリーズマルチファンクションDAQ(628x)ボードには、ローパスフィルタが内蔵されていますが、このローパスフィルタのカットオフ周波数は何Hzですか?フィルタを有効にした場合のバンド幅はどうなりますか?

解決策: 高確度MシリーズマルチファンクションDAQ(628x)ボードには、二つのローパスフィルタが内蔵されています。ひとつは750KHz、ひとつは40KHzのローパスフィルタです。このうち、40KHzのローパスフィルタは、有効/無効を変更することができます。40KHzのローパスフィルタを有効にした場合のカットオフ周波数(3dB減衰される周波数)は、40KHzになります。この場合のバンド幅は40KHzになります。40KHzのローパスフィルタをオフ(無効)にした場合は、750KHzのローパスフィルタだけになりますので、カットオフ周波数は750KHzになり、バンド幅は750KHzになります。
750KHzのローパスフィルタは無効にできません。

MシリーズDAQボードは、アナログ入力チャンネル、または、APFIアナログ入力トリガラインを使って、アナログ入力トリガを使うことができます。アナログ入力チャンネルに入力した場合で、フィルタオフ(40KHzローパスフィルタ無効)の場合には、アナログトリガのバンド幅は700kHz(トリガの場合は3dB減衰の周波数ではないので750KHzではありません)になります。APFIアナログ入力トリガラインに入力した場合は、フィルタ設定がオン/オフに関わらず、バンド幅は5MHになります。


関連リンク:
Current Revisions: M Series Devices
KnowledgeBase 3GU8OCFQ: When Does Triggering Require Use of a PFI Line Versus an APFI Line?

添付:





報告日時: 02/02/2005
最終更新日: 03/01/2007
ドキュメントID: 3I1CED33