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NI-DAQmxを使用して周波数出力(FREQ OUT)信号をプログラミングするには?



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問題:
周波数出力信号とは何ですか?また、NI-DAQmxを使用してこの信号をプログラミングするにはどうすれば良いですか?


解決策:
周波数出力(FREQ OUT)信号は、オンボードカウンタを使用せずにE、MおよびXシリーズデータ収集デバイスで利用できるデジタルパルス列です。信号は、10 MHzもしくは100 kHzタイムベースを使用し、1~16のいずれかの整数値で分周することができます。これにより、6.25 kHzから10 MHzの範囲で32分割のパルス列を生成することが可能です。

デフォルトで、周波数出力信号はDAQデバイスのピン1から生成されます。Eシリーズデバイスでは、ピン1はFREQ OUT信号に対する重複したピンです。Mシリーズデバイスでは、ピン1はPFI 14に相当しますが、FREQ OUT信号は他のPFIやRTSIラインに経路設定することができます。周波数出力信号を内部的に参照する場合は、/<NI-DAQmxデバイス名>/FrequencyOutputという名称になります。

NI-DAQmxでこの信号をプログラミングするには、以下の手順をおこないます。 
  1. 「DAQmxチャンネルを作成(DAQmx Create Channel)」VIを使用して、周波数パルス生成用のカウンタ出力タスクを構成します。

  2. 物理チャンネル名の入力端子で<NI-DAQmxデバイス名>/freqoutとして設定して、周波数入力端子に分周したタイムベース値を設定します。(このチャンネルを表示するには、制御器もしくは定数を右クリックしてI/O名フィルタ設定を選択します。表示されたダイアログボックスで内部チャンネルチェックボックスにチェックを入れて、OKをクリックします。)

  3. Mシリーズデバイスでは、信号はCO.Pulse.Termプロパティノード(DAQmxチャンネルプロパティ » カウンタ出力 » パルス » 出力端子)を使用してPFIもしくはRTSIラインに経路設定します。

  4. Eシリーズデバイスでは、SampQuant.SampModeプロパティノード(DAQmxタイミングプロパティ » サンプル量 » サンプルモード)を使用してサンプルモードを連続サンプルに設定する必要があります。

  5. このタスクは、カウンタ出力タスクと同様に「DAQmxタスクを開始(DAQmx Start Task)」VIおよび「DAQmxタスクを停止(DAQmx Stop Task)」VIを使用して開始と停止をおこないます。

周波数出力信号の詳細については、Mシリーズユーザマニュアル(PDF)のカウンタ » カウンタ出力アプリケーション » 周波数の生成、もしくはEシリーズユーザマニュアル(PDF)のカウンタ » カウンタタイミング信号 » 周波数出力信号を参照してください。


警告

周波数出力信号はカウンタが利用できない場合は有益ですが、カウンタが利用できる場合はカウンタを使用することをお勧めします。周波数出力はカウンタと比較すると、以下の短所があります。このリストはすべてを網羅しているわけではありません。

  • 上記に説明したとおり、周波数出力は32分割のパルス列のみ生成することができます。カウンタはタイムベースを整数値で除算することでパルス列を生成します。パルス列の周波数は下記の要件を満たす必要があります。

    タイムベースレート / カウンタ最大カウント <= 周波数 <= タイムベースレート / 4 

    カウンタ最大カウントは、カウンタの分解能によって決まります。その仕様は関連リンクを参照してください。

  • 周波数出力を使用する場合、内部100 kHzタイムベースもしくは20 MHzタイムベースのいずれかのみ使用します。カウントを使用する場合、内部タイムベースクロック(関連リンク参照)もしくは外部タイムベースを使用することができます。

  • 周波数出力は、トリガをサポートしません。カウンタは、アーム開始トリガ、開始トリガおよび一時停止トリガをサポートします。


関連リンク:
製品マニュアル: Eシリーズユーザマニュアル (PDF)
Mシリーズユーザマニュアル (PDF)

技術サポートデータベース 0OE9NT2X: Using the FREQ_OUT Pin on an E Series Device

添付:





報告日時: 01/21/2005
最終更新日: 07/24/2016
ドキュメントID: 3HKFKTHL