IMAQのBGC Lookup関数とはどのような動作を行う物でしょうか。



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使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: LabVIEW IMAQ Optical Character Recognition Software

問題: IMAQのBCG Lookup関数とはどのような動作を行うものでしょうか。

解決策: IMAQ BCG Lookupは輝度 (Brightness),コントラスト (Contrast),ガンマ値 (Gamma) に対するユーザー定義のルックアップテーブル (LUT) を作成します。

以下にそれぞれのパラメータについて説明します。
以下の説明では,XYグラフのX軸を横方向,Y軸を縦方向に取ります。座標 (0, 0)(原点)から45度の傾きを持つ直線が標準マッピングのLUTとなり,1対1マッピングとも呼ばれます。

輝度 (Brightness):
輝度を調整することにより,LUTのグラフを左右に移動しますが,傾きは変化しません。右側に移動することで画像は暗くなり,左側に移動することで画像は明るくなります。

コントラスト (Contrast):
コントラストを調整することによりLUTのグラフの傾きが変化し,ピクセル毎の値(明るさ)の変化率を設定します。コントラストを高くすると傾きが大きくなり値の変化率が大きくなります。コントラストを低くすると傾きが小さくなり値の変化率が小さくなります。

ガンマ値 (Gamma):
ガンマ値を調整することにより,LUTのグラフに対数スケールを適用します。ガンマ値を1より大きく設定すると比較的値の低い(暗い)ピクセルにおいてコントラストが強くなり,グラフは対数グラフの様になります。すなわち,Xが低い段階において傾きが大きくなりXが高くなるにつれてグラフの傾きが小さくなります。ガンマ値を1より小さく設定することでグラフは指数グラフの様になり,値の低いピクセルにおいてコントラストが低くなります。

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報告日時: 01/17/2003
最終更新日: 11/30/2005
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