cFP-2020のハードウェアウォッチドッグはどのようなものでしょうか、また、どのように使えばよいのでしょうか?



ハードウェア: Compact FieldPoint>>Controllers>>cFP-2020

問題:
cFP-2020にはハードウェアウォッチドッグの機能が付いていますが、
ハードウェアウォッチドッグはどのように使ったらいいのですか?

解決策:
はじめにハードウェアウォッチドッグの概要ですが、
ハードウェアウォッチドッグは、ハードウェア内部にウォッチドッグ用のカウンタタイマを持ち、
そのカウンタタイマの値が設定値を超えたら設定された動作を行うというものです。
cFP-2020では、ネットワークのウォッチドッグとは別にこのハードウェアウォッチドッグ機能を持っています。
この機能を使う場合は、LabVIEW-RTでプログラミングを行う必要があります。

プログラムの手順は以下のようになります:
  1. "Watchdog Configure.vi"でTimeout値と動作内容(リセット、オカーレンス、トリガ)を決定します。
    Timeout値は、ループさせる処理の実行時間より長くしますが、
    長すぎると通信などほかのTimeoutが先になってしまうので、適切な値を設定します。

  2. 処理ループ内で"Watchdog Whack.vi"を使い、ウォッチドッグタイマをリセットし続けます。

  3. プログラムを実行させます。
    何らかの問題でカウンタがTimeout値を超えたら設定された動作をすることになります。

LabVIEW付属のサンプル"RT Watchdog(PXI).llb"は、PXI用となっていますが、
cFP-2020でもそのまま使うことができます。
ただし、トリガ機能はPXIにしか付いてないので、cFP-2020では、リセットかオカーレンスを使います。

関連リンク:
Developer Zone Tutorial: Software Watch-Dog Timers
Developer Zone Tutorial: Using a Hardware or Software Watchdog in a Real-Time Application

添付:





報告日時: 12/07/2004
最終更新日: 01/02/2008
ドキュメントID: 3G6JU8V