自動的にRTの実行環境を指定する方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: LabVIEW Modules>>LabVIEW Real-Time Module

問題: LabVIEWでは、起動時にRTターゲットを選択します。
ビルドしたEXEも同じように実行時にRTターゲットを設定します。
毎回同じターゲットを使用する際には、この方法は非常に効率が悪いです。
毎回ターゲットのIPを設定することなく、自動的にターゲットを設定する方法はありますか?

解決策: LabVIEWでは、実行アプリケーションのパスの後に、コマンドを追加することで、コマンドラインレベルの実行制御を行うことが出来ます。
コマンド追加は、

  1. 実行するアプリケーション(LabVIEW自体や、それによって作成されたEXE)のショートカットを作成。

  2. ショートカットのプロパティーを開く。

  3. リンク先末端に、コマンドライン定数を追加


という手順で実現できます。

例えば、自動選択で実行目標を設定にするためには「-target0:0:0:0.(IPアドレス)」というコマンドライン引き数を使用して、RTターゲットを事前に指定します。

例:C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 7.1にある、LabVIEW.exeを10.128.1.129というIPアドレスをターゲットにして実行したい時。

ショートカットのリンク先には以下のようにタイプします。
"C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW 7.1\LabVIEW.exe" -target 10.128.1.129
ここでは、パスの末端文字の後に半角スペースを入れてください。
また、"~"で囲まれているのは、パス内にスペースが含まれている際の記述の方法です。この場合は、" "の外にコマンドを追加します。

明示的にホスト(WindowsOS上)で動作させたい時は、IPアドレスに変えて、「-target host」と入力します。

以下は、RT用にビルドしホストに保管したEXEで使用するいくつかのコマンドです。

例:ターゲット10.128.1.129で実行するVIをダウンロード・実行し、ホストでの表示及びコミュニケーションを絶つ場合。

-target 10.128.1.129 -quithost

例:ターゲット10.128.1.129で実行するVIをダウンロード・実行する前に、明示的にターゲットをリセットする場合。

-target 10.128.1.129 -reset


関連リンク:

添付:





報告日時: 06/28/2005
最終更新日: 06/29/2005
ドキュメントID: 3MR7F8FO