Archived: DAQ チャネルウィザードについて よくある質問

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使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-DAQ
使用ソフトウェア・バージョン: 5.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題: Q1. チャネル構成をする際、チャネルウィザードを使って行う方法と、VI上で直接構成する方法がありますが、この二通りの方法の違いは何ですか。VIを実行する際に、パフォーマンスに違いがでますか。

A1. チャンネルウィザードを使ってチャンネル構成をおこなうとプログラム構築がより容易になります。チャネルウィザードを使えば、例えばお使いになるセンサをJタイプからTタイプ熱電対に変える時、わざわざVI上のプログラムを編集するのではなく、お使いになっているチャネルのプロパティ設定上で、センサのタイプを選択し直すだけで済みます。この機能を使えば、スケーリングや、CJC(冷接点保証)などの設定変更のための複雑で面倒な作業を行わずに、ボタン一つで行うことができます。

チャネルウィザードで名付けたチャネル名をチャネルリストに入力した場合、NI-DAQは冷接点保証やスケーリングを内部的に処理します。勿論スケーリングに少々時間がかかりますが、そのために発生する遅延は最小限です。(物理的単位をスケーリングするのに必要な時間というのは、バイナリデータを実際の電圧に変換するのにかかる時間に比べて比較的短いのです。)冷接点保証を内部的に処理する事によってみられる影響のおおきさは、お使いのチャネル以外に何チャンネル他にお使いになっているいるかによります。もしチャネルが1つのみの場合、例えば32チャンネルスキャンをする場合と比べて CJCの値を読み取るために起こる時間的な影響が小さいのです。


Q2. NI-DAQが行う熱電対に対してのスケーリングや冷接点保証の設定は、NI-DAQ関数がCINから呼び出されて行われるのですか。

A2. スケーリングや冷接点保証などの処理は、NI-DAQ内部で行われます。 チャネル名指定によって呼び出される"AI Buffer Read" や "AI SingleScan"等の関数は、チャネルから値を読み込むだけではなく、スケーリングや冷接点保証のための計算処理も行います。


Q3. 冷接点保証温度はどのように測定されるのですか。MTEMPがチャンネルスキャンのリストに載せられない SCXI-1100などのモジュールではどのように測定が行われるのですか。

A3. CJCがチャンネル名として必要な場合、ユーザーではなく、NI-DAQが冷接点保証を行います。もしお使いのDAQがCJCセンサをスキャンできる製品の場合、NI-DAQがそれをスキャンリストに載せます。チャネルウィザードで作成したチャネル名をお使いになる時には、MTEMPはスキャンするチャネルリストに載せる事はできません。チャンネルリストはチャネル名と通常のチャンネル値を混ぜて入力する事ができないからです。


Q4. チャネルウィザードの使用方法についての資料はどこで手に入れる事ができますか。

A4. DAQチャネルウィザードオンラインヘルプ(chanwiz.hlp)をご参照下さい。LabVIEW上でのチャネル名の使用方法につきましてはデータ集録ベーシックマニュアルをご利用ください。

解決策:

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報告日時: 08/25/1997
最終更新日: 06/22/2000
ドキュメントID: 10OA65BB