S シリーズ PCI-61xx デバイスで、PFI 0 のアナログトリガが動作しません



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>S Series>>PCI-6110

問題: S シリーズ PCI-61xx デバイスで、PFI 0 のアナログトリガが動作しないのは、なぜですか?

解決策: S シリーズ 61xx デバイスは アナログトリガを PFI 0 に指定できます。さらに、DC カプリングと AC カプリングのいずれかを選択でき、デフォルトではアナログトリガには AC カプリングが設定されます。AC カプリングモードでは、3 Hz 未満のおそい電圧変化はフィルタされるので、トリガがかからないという現象が起こります。これを避けるには、DC カプリングを設定します。


NI-DAQmx と LabVIEW の場合:
DAQmx スタートトリガ VI の後で、DAQmx トリガ・プロパティノードで、開始:アナログエッジ:カプリングに DC を指定します。

従来型 NI-DAQ (Legacy) と LabVIEW の場合
AI Trigger Config VI には "additional trigger specifications" 端子があります。この端子に DC を入力します。

NI-DAQmx 関数コールの場合:
DAQmxSetAnlgEdgeStartTrigCoupling 関数を使用し、DC カプリングを設定します。詳細は C API Reference をご参照ください。

従来型 NI-DAQ (Legacy) 関数コールの場合:
以下のようなコードを書きます。
DAQ_StopTrigger_Config (iDevice, 1, 3);
lHighValue = (i32)((HighV+10)*12.75); //Upper out of bounds limit
lLowValue = (i32)((LowV+10)*12.75); //Lower out of bounds limit
Configure_HW_Analog_Trigger(iDevice, ND_ON, lLowValue,lHighValue, ND_ABOVE_HIGH_LEVEL, ND_PFI_0);
Select_Signal (iDevice, ND_IN_START_TRIGGER, ND_PFI_0, ND_LOW_TO_HIGH);
Select_Signal (iDevice, ND_IN_STOP_TRIGGER, ND_PFI_0, ND_HIGH_TO_LOW);
AI_Change_Parameter (iDevice, ND_PFI_0, ND_AI_COUPLING, ND_DC);


関連リンク:

KnowledgeBase 3I8B6NN8: AC, DC, or GND Coupling on a Physical Channel (英語)
KnowledgeBase 1MLEAKV8: AC Coupling and Minimum Input Frequency with the PCI-6111/PCI-6110(英語)
Manuals: S シリーズユーザマニュアル



添付:





報告日時: 07/14/2003
最終更新日: 06/22/2009
ドキュメントID: 2ZD9B3W3